ギターのエフェクター選びをしているとさ
いろんな人がブログとかで比較やレビューを書いていてさ

意外におもしろかったり、役に立ったり、関係ない事まで知る事ができたり。

だもんで、最近ボクもいろいろ調べたモノがあるので
そういう記事を書いてみようかと。

つーか、そもそも【エフェクター】ってなんぞ?

という人もいるよね?だよね。
まずその説明からかな?

エフェクターというのはギターの音色に効果を出す機械だね。

ギターの音がシュワワ~ン♪と回転して聴こえたり、カラオケでいう“エコー”がかかったみたいな音とかあるでしょ?
そういうのは大体エフェクターを使って出しているんだねぇ。

つまりはギターの音がごはんだとしたら
エフェクターはのりたまとかおかかとかお茶漬けの素とかみたいな感じだね。
わかりやすいね。

で、今回ボクが紹介するのは【コンプレッサー】。

じゃあ【コンプレッサー】ってなんぞ?

って思う人、いるよね?だよね。

コンプレッサー(コンプ)っていうのは単純にいうと“音の粒をそろえる”エフェクターなんだねー。

え?音の粒って演奏でそろえるんじゃないの?
そんな機械を使ってズルするなら最初から音源流せばいいんじゃないの?

って思う人、いるよね?だよね。

最初から音源流しちゃう手段は60年後に考えるとして
ズルとはちょっと違うんだよ。
演奏によってそろえるのはもちろんなんだけど
ギター本体によっていまいちそろって聴こえないモノがあったりさ
音をもう一味グンってまとめたい時とか
かけ方(使い方)はいろいろなんだけど

つまりは八宝菜を自分で味付けして作ってみたけど、
最後に“中華あじ”を入れて味を調える?みたいなもんだね。
わかりやすいね。

レコーディングなどでは必需品で
ギターだけじゃなくドラム、ベース、ボーカル全てに使われているんだよ。

ギター始めた子供の頃に楽器屋さんの兄ちゃんに

「一番最初に買った方が良いエフェクターは“オーバードライブ(歪み)”か“コンプレッサー”だよ」

と言われ歪みはアンプでできたのでいらないと。
じゃあコンプかと試奏したみたものの
そもそも音が激しく変化するエフェクターではないので
子供だったボクは

「なんだ?この地味なモノは?」

と結局フランジャーを買って帰りました。

その後もクリーンカッティングなどでマルチエフェクター(色んなエフェクターが1台に集約されたメカ)に入ってるコンプを使ってみました…って程度で
クリーンカッティング自体あんまりやらないし、
今現在もライブ用の機材にコンプは組み込まれていないわけですが

この度、ちょっと必要なタイミングがきたので
どうせならちゃんと選んで購入すべき!とあいなったわけです。


さあ、本題にいくよ。

今回は足元に置くコンパクトタイプ、つまりはペダル型のコンプをどれを購入しようか?

と、まず、どんなメーカーの?どんな種類の?どんな特性の?
コンプが出ているのかを調べた結果

“ギター本来の音をナチュラルに活かす方向性”で
クオリティも高いであろうコンプを3つに絞り試奏してみました。

ギター本体の音をナチュラルに活かす?ってどういう事?

って思う人、いるよね?だよね。

つまりは魚に火を通したり、すり身にしたりして調理する方向性ではなくて
生の状態で調理する方向性って事だね。
わかりやすいね。

コンプの中にはギター本体に関わらず“そのコンプの音!”になるモノもあるからね。

絞ったコンプ3種類

・Providence VELVET COMP [VLC-1]

・KEELEY Compressor 4knob

・DEMETER COMP-1 Compulator

どれも値段はコンパクトのわりに高価ですが
ネットやオークションを根気良く探せば20000円切ったモノがありますよー。

じゃあじゃあ順番に試奏してみた感想をレビューしますね。

まずはー


【Providence VELVET COMP [VLC-1]】
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最近、琢磨が購入したコンプ。

え?琢磨って誰?

って思う人、いるよね?だよね。

琢磨ってさ、花少年バディーズのもう1人のギターで別名:タクミ、高尾山、ベトナム、ドレッシング。

つーか、そもそも最近コンプに興味を持ち始めたボクが

「Providence VELVET COMPっていうのが良いらしいんだよね」

と言ったのを琢磨が小耳にはさんで
2日も経たないうちに

「楽器屋で買ってきた」

というメールを送ってきて

何だと!羨ましい!でも同じのは嫌だ!

というのがここまで調べさせた原因。
じゃなきゃ周りの評判で迷いもなくVELVET COMPを買ってた。

というくらいここ最近色んなアーティストが使用している人気コンプ。

もう“Providence”ってだけでカッコいいイメージあるよね。

実際、試してみると

たしかに良いです。
ちょっとしか知識のないボクにでもグイッとツマミをひねると

お!音に張りが出た!と感じる。

リミッター的な使い方をする人も多いみたいで
これもたしかにイイ感じ。

かかってるか?いないか?位のラインを目指して作ってみると
なかなか判断に迷う。そのくらいなめらかに良いかかり方をする
まさに“ベルベット”と名付けた由来がわかる。
我に返ってバイパスにして「あ、けっこうかけてたのね」みたいな。

ハイやローの帯域それぞれに特徴がでるか?
という印象はないかな。
全体的にまさにグッと効果を出す感じ。

ザックリと一言で表すならば

チープでないコンプを見本的に体感できる。

って感じ。
まず一台目なのでコレを“見本的”と言っていいものか?どうか?はわからないけど
それまでに触れてきたコンプとは違うのは明らかにわかるし、
一つ一つのノブの効果のわかりやすさや操作性の良さ含め、
うわっ!ていうクセも感じなかったから
“見本的”“お手本”と表現しても良いんじゃないかな。

【みんみん】って初めて食べたけど普通の餃子よりも“やっぱり”美味しいね!って感じ。
わかりやすいね。

では2台目

【KEELEY Compressor 4knob】
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“KEELEY”ってメーカー名なかなか聞かないかもだけど
エフェクターの改造モノ(モディファイ)メーカーとしてはWEEDと並ぶ有名メーカー。
NoGoDのKyrieとは似てるけど違うからね。

そのもう1段階こだわりの深いメーカー出てる【Compressor 4knob】を試奏してみました。

もうね、これは“ナチュラル”!の一言に過ぎます。
原音を無駄に変えてる感じがしない。
もちろんコンプとしての役割はバッチリ。

Clippingというノブでギターの入力感度を調整するらしいんだけど
楽器屋さんに「感度の基準はどこでわかるんですか?」と訊いたら
「そこは耳で感じてください」と答えられた。
え?って思ったけどツマミを全開にしたところでブーストで潰れたりはしないから何か良いと思ったポイントでって感じなのかな?
使っていくウチにコツを掴むかも。

サスティーンのツマミを上げると温かい特徴がよくわかるかも。
フロントのピックアップで弾くとなおさらです。あたりまえか。

パコンな感じにもなるけどエグい感じにはならないす。
ベースで使った人のレビューとはわりと印象が違うみたいだけどどうなんだろ?
ギターの帯域としてはどういう風にイジってもどれも上品で素晴らしいと思います。

ザックリと一言で表すならば

とても上品に安心感の中で持ち上げられている。

って感じ。
コンプに慣れてない人が“かかってるか?いないか?的な音”を目指していても
最初はどうしても「コンプがかかってるー」ってくらいまでかけ過ぎちゃうけど
コレ買えば大丈夫かも。
逆を言えば、あまりにもナチュラルだからコレを選ばないかも。

【バーバリーの服】って以前はありがちなパッとしない服だなーって思ってたけど、少し大人になるとそのセンスの良さや作りの立派さに気づくのねーって感じ。
わかりやすいね。

でもって3台目

・DEMETER COMP-1 Compulator
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【DEMETER】もなかなか聞かないメーカーですねー。
と思っていたけどハンドメイドエフェクターメーカーとして
スタジオワークの人の間では有名らしいです。

よいコンプをと調べていいるウチにこのコンプを弾いている動画に行き着きまして
その動画の音があまりにもよかったので注目。

普段よく行ってる楽器屋では「あまり入って来ないですねー」と言われたので
他の楽器屋にて発見、試奏。

これは特徴ありますよ。クセという意味ではなく。
繋いだ瞬間いきなり“クリア”いや“ブライト”になる。
ひょっ♪って気分になる。
でももしかしたら高音が持ち上がってそういう風に聴こえるだけかもと、
低音、中域に意識を持っていくとちゃんとしてる。

ツマミが2つだけで操作性は単純。
アタックだの、リリースだの、レシオだの、スレッショルドだの実はよくワカンネーの!ギュッて簡潔にコンプかけてよ!って人多いと思うんだ。
そういう人は素直にコレだよ。

ちなみに話が逸れるけど

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Fishman Aura Spectrum DIというエレアコ用のDI。
コレについている“Compressor”というツマミも同じ感じ。
コイツも色々オススメなのでまたいつか紹介します。

話は戻してDEMETER、電源がミニプラグ(変換プラグでいける)だったり、ちょっとハムが出るとも言われますがめんどくさい人は電池で動かせばいいじゃんと思います。
ハムも言うほど気にならない。

それよりなにより原音が爽やかに立ち上がってくれるのが素敵です。
その爽やかな高音域がさらに音がそろいをしっかり聞かせるんじゃないかな。

ザックリと一言で表すならば

音が1ランク上にキラッと高級になる。

って感じ。
良い意味でも悪い意味でもVELVET COMPより単純明快で
良い意味でも悪い意味でもKEELEYよりも効果的。
それをどう捉えるか?は好みですね。
たしかに“無難”ではないね、でも“奇抜”でもない。
コンプとして抑えるとこはバッチリ。

【高い化粧品】ってそんなに使いやすいの?そんなに仕上がりって変わるの?って思ってたけどやっぱ肌の質感から印象が変わるわーて感じ。
わかりやすいね。



で、結局ミネムラはどれを買ったの?


って思うでしょ?


・DEMETER COMP-1 Compulator です。

コレを選んだポイントは


・安い新品を見つけられ手に入った。

・ツマミが2つしかないからラク。

・琢磨と同じじゃイヤだ。


です。もう性能、音質だけでは決め切れなかった。
超迷った。


てなわけで、興味ない人には本当につまらない記事でしたが

“ボクもこんなブログ書いてみたい!”

という理由で書かせてもらいました。

何が正解で?どんな人が書いてるから?とか
アノ人と逆の事言ってね?とかは
他の人もみんなわりと主観でガンガン書いているので
ボクも思いっきり主観で書きました。

ちなみにアンプはマーシャルで
クリーン、クランチ、ハイゲイン全てで試してみました。
EQのツマミはほぼフラット。

ギターは楽器屋にあるハム(パッシブ)で弾きました。
普段ボクはギブソンレスポール使っているので。

あと、アレだ。

ボクが身をもって出した結論というかなんつーか

知人やネット上の意見や参考だけで何日何時間も悩むくらいなら
楽器屋に行って実際に自分で音を出してみよう!


ですです。以上。




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