―ブレイムオウル


【収録音源:ヴァージョン名】

Album『Bright』:オリジナル

【解説】

『続・憎んだ笑顔』の完結作。
『Bouquet』に『憎んだ笑顔』三部作を収録したんだから『Bright』にはそりゃ『続・憎んだ笑顔』の三部作は収録しなきゃでしょう。

『アヤメ』から何かを“自分で決めた”イジメっ子は『ウィルスマイル』と同じ舞台、ピコンピコンと電子音が静かに響く場所に進みます。

本当は『ウィルスマイル』とは異なった曲調でもっと大人っぽいピアノバラードを作ろうとも思いましたが、色々試行錯誤した結果、同じコード進行、同じテンポで進むこの形になりました。
うーんこんな風に解説すると安直に聞こえるな。
ま、とりあえずはイイか。

ただ同じコードとは言え、まあこんな感じにも作れるよね程度のメロディを作る気はなく、『ウィルスマイル』からは想像つかないアプローチでさらには極上となるメロディ作ろうと目指し神経をかなり使いましたね。
おかげで1曲通して唸るほど納得満足なメロディを作りましたが特にBメロは最初コードに対して惰性で歌えちゃうようなメロディしか作れなくて、自分の才能の限界に怯えながら絞りだしたものですからもの凄く感慨深いものがあります。

両曲Bメロで“イジメっ子”“イジメられっ子”両名の視線を感覚や脈打ちを辿るようにゆっくり移動させてサビへと開く瞬間に初めて“見つめ合う”っていう演出はかなり慎重に凝りましたね。

アレンジは『ウィルスマイル』で音階が上がっていくフレーズを敢えて逆に下げていくなどしてわりと楽しみながらやりました。
しかしこの静寂に近い曲でギターソロを弾くとは。

Dメロあけの大サビの詞は“これからの2人”を夢見さようと未来を描いています。『ウィルスマイル』では“これまでの2人”の回想だったのでね。しかし“パンダ”や“海外旅行”“掲示板に傷つけられた”“ライブも沢山行こうね”などは大丈夫かな?と思いながら使いきった自分に拍手。

曲中の主人公になりきって詞を書き進めるとこの主人公“イジメっ子”の性格はとても照れ屋ですぐにおちゃらけてしまう可愛い性格なんだなって事に気づきました。話し口調もフレンドリーだし。償う気持ちがあるんだけどなかなか素直に言い出せないはにかんだ雰囲気。
逆に『ウィルスマイル』の主人公“イジメられっ子”はちょっと上品で真っ直ぐ過ぎるくらい純粋だから傷つきやすいんだろうなって。その無垢さが『テューズデー~』のようなセリフを生むんだろうね。
だからこの曲を聴いたら“イジメっ子”=“レベッカ”の人間らしさに親近感を覚える人もいるんじゃないかな。
少年が惹かれたように。

とまあ、ズラズラと書き連ねましたが『ウィルスマイル』と『ブレイムオウル』という楽曲の最終的な素晴らしさは同時再生する事により最高潮の感動を生み出すと思います。
誰かが作ってくれたとても立派なものが“ニコ動”にアップされてますのでぜひ見てください。

んー、“木曜日の未明”あたりに位置する曲でありながら全曲を集約するくらいのエネルギーを持つこの曲。
もっともっと色んな事を語りたいけどまとまった言葉が見つからない。



理由なんて始めからなかった
キミが居なくちゃ存在できないって決めつけに
壊れた私

今度は愛情という形のないものを形にするよ
今 伝えるよ

「私はキミが好き」


ずっと友達でいようね




一生の内で

この曲を作れた事に
完成させてくれたメンバーに

心から感謝します。




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笑っちまふよな。
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