―Closet Love Story


【収録音源:ヴァージョン名】

Album『Bouquet』:オリジナル

【解説】

仮タイトル『刹那≒久遠』。『禁じられた遊び』って案もあったな。

この曲『花が散りゆく頃にも』同様に10年以上前に作った曲です。
バンドという概念がない分、音の入れ方が自由です。
ちなみにトレンディードラマを彷彿させるイントロはビリーになってからアレンジしたものですけどね。以前はもっとシタール色が強かった。

『Bouquet』というアルバムのコンセプトは“バラエティ”で今まで「幅が広過ぎる」だの「やりたいサウンドが見えない」といわれたビリーの音楽性のジャンルフリーな振り幅の上に開き直って裏付けてやろうという作品です。
自分がカテゴライズできないものを“意志なし”みたいに語るのやめろよ、まったく。
ビートルズやサザンが一体何て言うカテゴリーに収まってたんだよ?っつー話だよ。

だからこんな曲でもビリーは作れちゃうし演れちゃうよって示す曲でもありますね。

内容はいわゆる“一夜限りの恋”というやつですが、白々しいほどに美化してます。

というか、“一夜限りの恋”って「“一夜限りの恋”しよう!」と思ってするんですかね?
たまたまそうなっただけとか?
そんな気になってしまった夜もあるとか?

例え一瞬でも誰かを本気で愛おしいと思ったりするんでしょ?

と、妙な熱さを持ってしまいましたが“本気の愛”って時間の長さに関係なく存在すると思うですよね。
誰にも言えない恋こそが胸の中で重宝されがちというか。さらに燃え上がりやすいというか。
思い出も一生物になりやすいというか。

こういう恋愛のタブーも少年少女達が大人へと歩む中で経験していくものだと思います。

恋愛の過ち。
恋愛による傷つき。
恋愛して知る自分。
恋愛で導かれる未来。

それらの恋愛が“本気”であっても“なりゆき”であっても“ゆきずり”であっても何かしら得るものはある。

ビリーの曲世界では『惑星Venus』から『シャイニングダンサー』、そしてこの曲への流れがそういった恋愛に関してのココロの弱さと本能を描いています。



たった一度僕たちは恋をしたね
誰も傷つけないように心にとどめて

刹那だけど真実の恋をしたね
何も裏切らないように久遠にとどめて



忘れたくない過ちもある。
誰にも言えないロマンスも持っている。


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笑っちまふよな。
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