―MIKADUKI


【収録音源:ヴァージョン名】

オムニバス:オリジナル
ALBUM『Bouquet』:再録


【解説】

この曲こそがビリー結成以後に始めて作った曲です。
最初は“短い分数で収まる暗めの曲”を目指して作っていたのですがわりと長くなりましたね。

タイトルの“ヅ”が“ZU”ではなく“DU”なのはこうして文字して“ツキ”“ヅキ”と書いてみると理解しやすいですが、
それ以外にも以前組んでいたバンドで『INADUMA』というのがあってそれをもじったという理由もあります。
文字をもじった。

違うか?
バカヤロ!

あれ?語源?

ストーリーの配置としては『憎んだ笑顔』の主人公がその後目覚めるまでの昏睡状態を描いてます。
“キミ”への思いに強く縛られた深い夢の中が舞台。



ビリーには“楽しくピースフルな曲調”というイメージがあると思いますがこういった劇調な曲もメンバー的には得意とするところでして、
この程よい隙間感と紡ぎ上げるようなアレンジは初期作品ながらに未だ佳作と思えます。
意外にレスリーオルガンの役割がニクいのよ。

オリジナルと再録の大きな違いは
オリジナルではクリーントーンだった琢磨のギターが再録ではアコギで収録された事と曲終盤でドラムがまるでソロかのごとく激しくなっていく構成。

『Another青春時代』でも話に出てきた一人称が“僕”になっている言い訳ですが、まあ、女の子でも“僕”と言い人もいるでしょうというくらいで。譜割りのニュアンスを考えるとそこはあまり気にしないようにしました。

“シャガール”や“セロ弾き”といった意味を持たない単語が出てくるのところがいかにオレが感覚に任せっきりにして書いていったのかがわかります。
しかしながら夢の中に出てくるロケーションなんていい加減なものなのでこんなもんでいいのかもね。
この感覚は先にあるミニアルバム『ウィリアム』で爆発します。

ビリーの曲の中で“太陽”“暁”というものがどういう位置を占めているのか?はわりと分かりやすいと思いますが、
それに対して“MIKADUKI”というのは何を象徴しているのか?
それを推測してみるのも面白いかも知れません。



ねえ、寂しいかい?
僕が居なくなってキミは寂しいかい?



相手に想像してほしい事って
意外に相手が一番気付かない事だったりする。



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笑っちまふよな。
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