やっと更新です。
しばらく本職のトレーナー業が忙しく。
ランニングのお仕事やらおじいちゃんおばあちゃんのお仕事やらで。
ほんとはもっとどっぷりバドミントンに浸かりたいです。
さて、これまで肩の障害予防だったり、コンディショニングについて話題にあげました。
専門的な話ばかりでつまらないかなと思ったので、少しパフォーマンスアップ的な話を。
あの人のストロークはしなやかだな~って思ったことありませんか?
あんまり力入れてなさそうなのになんであんなに飛ぶんだろうって?
今回はそんな話です。
しなやかさだったり、より効率的にシャトルに力を伝えるために
いくつかの物理的観点からバドミントンのストロークを考察してみましょう。
①開放性運動連鎖
「身体の中心部、あるいは大きな仕事のできる下肢によって生み出された力、エネルギー、速度などがタイミング良く順次加算されて、あるいは伝達されて末端へ伝わり、末端の速度やエネルギーを大きくできるという原則」
こういうことができれば、効率良くシャトルに力が伝わり、シャトルが飛んでいくわけです。
そして、②運動量は、「物体の質量が大きいほど、また物体の速度が大きいほど運動の勢いは大きい」わけです。
バドミントンは内旋・外旋、回内・回外といった回旋力を上手く繋いでいきます。
そこで、「物体の質量」を「慣性モーメント」と置き換えることができます。
③慣性モーメントとは、回転のやりにくさです。慣性モーメントが大きいというのは、回転がやりにくいということです。ん?回転しにきいとまずいんじゃないか?と思うかもしれませんが、
②でも述べたように、運動量を得るためには、質量(慣性モーメント)が大きいことが必要です。
そして、この慣性モーメントは、重いほど、回転の中心からの距離が長いほど大きくなります。
さらに、④末端のスピードアップのためには近位のセグメントの慣性モーメントが大きいほうがよいとさええています。
よって、力の発生源は慣性モーメントを大きくすることが大事なのがわかります。
しかし、それだけでは慣性モーメントが大きいままですから末端のスピードは上がっていきません。
そこで⑤角運動保存の法則というものがあります。角運動とは回転運動の激しさです。
「角運動量は外力が加わらなければ、一定に保たれる」のです。
ここでよく例に上がるフィギュアスケートで置き換えてみましょう。
フィギュアスケートのスピンでは、まず身体を勢いよく捻ることで回転を起こします。
この回転力(角運動量)は保存されます。そこで、この状態のまま腕を縮めるとどうなるでしょう?
そう、回転が速くなるのを見たことがありませんか?
これは、回転力が保存されたまま、腕を縮め慣性モーメントを小さくすることにより、回転スピードをあげているのです。
浅田真央選手のトリプルアクセルでも、ジャンプする瞬間は大きな回転力を得るために、脚と手を大きく伸ばし、ジャンプをした瞬間。腕をたたみ、脚を伸ばし、慣性モーメントを小さくすることにより、回転スピードを上げています。
ちょっと遠回りしてしまいましたが、これをオーバーヘッドストロークに置き換えます。
より強いショットを打つためには、より遠くに飛ばすためには、ラケットの先端にパワーを
効率よく伝達していく必要があります。
ということは、②で述べたように、ラケットの先端に
より強い力+スピードを伝えることが
ポイントとなりますね。
フィギュアスケートの例や④でも述べたように、より強い力を発生するためには
慣性モーメントを大きくする必要があります。身体の各関節で一番の質量を持ち、大きな慣性モーメントを発生させるのは、胴体部分、いわゆる体幹であり、背骨です。
わかりきった結論かもしれませんが、末端を、ラケットヘッドを加速するためには
まず体幹で大きな力を発生させることが重要なのがわかります。
体幹で大きな回転力を発生させたら、慣性モーメントを小さくさせながらラケットヘッドに向けて
加速をしていかなくてはなりません。
そのために行われているのが、【肘、ラケットの角度】【ストレッチショートニングサイクル(伸張反射】【波動効果・ムチ効果】【ジャイロ効果】です。
頭の中では整理されれいたのですが、いざ文章にしてみると自分でもびっくりするほど長くなってしまいました。
ですので、続きは次回に持ち越します。
非常に説明がわかりづらいと自分でも思いますが、物理の専門家ではないのでご容赦ください。
逆に物理専門の方がいらっしゃったら遠慮なく突っ込んでください。
今日もお読み頂いてありがとうございました。
ご意見、ご質問などぜひコメントください。よろしくお願いします。