カフェと音楽と世界のできごと -78ページ目

カフェと音楽と世界のできごと

シルクロード・エレクトロバンド”Rain In Eden”のライブ情報
笹塚のイベントカフェ”Cheshmeh(チェシュメ)”情報
民族音楽のはなし、好きな映画のはなし、国際結婚のはなし等々
それはそれはタラタラと書いております。


それは、楽園に降る雨


最初に観たゴバディ監督の作品は「亀も空を飛ぶ」だった。
戦争で家も家族も無い、自分しか頼れない過酷な状況の中で必死に生きている
子供たちの姿に言葉を失い、あまりに悲しい運命に翻弄される少女の結末に、
自分でびっくりするほど大泣きしてしまった。

この「Hafl Moon」はアメリカでジャケ買いし、後でゴバディ監督作品だと気付いた。
随所に散りばめられたダフの演奏や女性歌手の歌声が、過酷な現実を柔らかく包み込む。
やっぱり最後は大泣きしてしまったのだけど。


<あらすじ風>
今はイランに住む年老いたクルド人音楽家マモが、死ぬ前にフセイン政権崩壊後の
イラクのクルド人自治区へ行き、37年ぶりのコンサートを開くことを決意する。
彼の弟子は次の半月の前に不吉な事が起きると予言し、演奏旅行の中止を訴えるが、
マモは聞く耳を持たず、かつての弟子たちを集め、おんぼろバスに乗り込んで出発する…。

見所は、国境へ向かう途中"天上の歌声"を持つ女性歌手ヘショを迎えに立ち寄る、
女性音楽家が軟禁されている村のシーン。何千人もの、音楽を奪われた女性たちが、
ダフを振って歌い出した途端に鳥肌が立った。


私もダフの音色が好きで、自分でDVDを取り寄せて練習したりしているけど
彼女たちの様な魂が震える音は出せていない…。
音楽を続けるために人生をかけて戦うなんて、こんなぬるま湯に漬かった様な
生活の私には考えられない。幸せだけどちょっと悲しい。

今もイランでは女性が歌うことはご法度なので、この映画を上映する許可が下りないらしい。
「亀も空を飛ぶ」もすぐに上映を切られてしまったらしい。
イランは彼の映画制作を全く支援していない。クルド人の現実を見る気は無いらしい。

今年に入ってアメリカのDreamWorksが、ゴバディ氏に監督して欲しいと
オファーしてきたらしいが、制作方法と脚本をアメリカ側がディレクションするという点で
話が決裂した様だ。ゴバディ氏に全て任せればいいのに。
トライバル・フュージョンの草分け的存在Dakini Recordsの10周年祝い&
"Tribal Matrix 2"リリースパーティで演奏してきました。

ライブは私たちが最初で、その後RabiRabi, SEVDA (サントゥールのジミ様、
ディジュのGoRoさん、ラバブのまどかさん等参加するスーパーユニット)
と続きました。

オープニングライブで緊張したけど、ウランとElissaの声援が聞こえて、
ムフっと笑ってしまい身体が楽になった。
持つべきものは、困った時にそっと助けてくれる妖精達です。
後半、みのわさんと久田さんにパーカッションで参加して頂き、
フレームドラム4枚の圧倒的な響きに酔いながら演奏していました。

ダンサーさんはHayati, Praha, E-chan&Milla, Mishaalという粒揃い宝石赤
何曲かHayatiさんとPrahaさんに踊って頂きました。ゼイタク。
でも演奏しながら踊りを見られず、ヒラヒラと舞う布をチラ見しながら妄想・・・

わざわざ写真を撮りに来てくれたJuergen&Ako Specht夫妻 の写真を見て、
夢の様な美しさにウットリでした。
実はあまりVJに感動したことが無いのですが、Interstella のヴィジュアルは
パフォーマーとマッチしてそれは素晴らしかった。
私たち用にトレードマークの人魚が泳ぐアニメーションを作って頂いて、
鼻血が出るほど嬉しかった。ありがとうございます!!

DJは勿論Makyoをはじめ、KekkeさんやHiyoshiさんという、
踊らずにはいられない顔ぶれでした。

というか踊りっぱなしでした。でもElissaには付いていけなかった。
やっぱりダンサーは体力あるな・・・

呼んで頂いたGioさんに感謝です。そして10周年おめでとうございます。
お越し頂いた方々にも感謝感謝です。


それは、楽園に降る雨 それは、楽園に降る雨 それは、楽園に降る雨


Yesterday, we performed at Dakini Records 10th anniversary & "Trival Matrix 2" release party.

Lineups were rather gorgeous, RabiRabi played the floor-pounding drums,
beautiful and fluid dancers swirling around, then SEVDA changed the stage into the spiritual world.

We were kind of nervous at the first act, but Uran and Elissa shouted
our names out loud and made us laugh, unwound our tension.
You should have fairies like them who help you when you are in trouble ;)

Hayati and Praha danced for our songs, but I couldn't see them while playing...all I could do was that peeking the flowing dress and fantasizing...

Juergen Specht and his wife Ako came over to just take our photos.
Sweeties!! They are both amazingly good photographers I trust.
The photos are surely beautiful.

Interstella , the VJ team did such a breathtaking job -
They made our mermaid swim!! Yay!!
As you see the photos, the background images were perfectly matched
to the performers, which is rare.

DJs were super good - Makyo, Kekke and Hiyosi
and nothing could stop unleashed Elissa...she was dancing dancing
and dancing all night long.

Thank you Gio, for inviting us to the wonderful party,
and Congratulation for the 10th anniversary!!
and of course, Thank you for coming over and supporting us :)

それは、楽園に降る雨
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:ロン・パールマン、ジュディエット・ビッテ

あらすじ:
暗黒都市の夢泥棒「一つ目教団」に幼い弟をさらわれてしまった
心優しい怪力男ワン(ロン・パールマン)は、盗みで生計を立てる
少女ミエット(ジュディエット・ビッテ)と知り合い、共に弟探しを始める…。


もうカルト作品として人気高いですが、やっぱり紹介しちゃいます。

デリカテッセン を観てから、この監督さまを愛してます。

マゼンタとシアンの濃い、霧がかかった様な暗めの映像が
残酷なおとぎ話の始まりを告げてくれます。

夢を見られなくなった老人が、子供たちを攫い、その脳から
夢を盗もうとする設定がもうたまりません。

同じくフランスの監督ヤン・クーネン のショート
「赤ずきんちゃん」も大好きな作品で、
足を切り取られてしまった元バレリーナの老女が
もう一度踊るために若いバレリーナ(赤ずきん)の
足を盗もうとする物語。

やっぱりマゼンタ濃い目のぼやけた映像で、
はじまり30秒でもう虜。


この人たちのセンスに脱帽です。