The city of lost children | カフェと音楽と世界のできごと

カフェと音楽と世界のできごと

シルクロード・エレクトロバンド”Rain In Eden”のライブ情報
笹塚のイベントカフェ”Cheshmeh(チェシュメ)”情報
民族音楽のはなし、好きな映画のはなし、国際結婚のはなし等々
それはそれはタラタラと書いております。

それは、楽園に降る雨
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:ロン・パールマン、ジュディエット・ビッテ

あらすじ:
暗黒都市の夢泥棒「一つ目教団」に幼い弟をさらわれてしまった
心優しい怪力男ワン(ロン・パールマン)は、盗みで生計を立てる
少女ミエット(ジュディエット・ビッテ)と知り合い、共に弟探しを始める…。


もうカルト作品として人気高いですが、やっぱり紹介しちゃいます。

デリカテッセン を観てから、この監督さまを愛してます。

マゼンタとシアンの濃い、霧がかかった様な暗めの映像が
残酷なおとぎ話の始まりを告げてくれます。

夢を見られなくなった老人が、子供たちを攫い、その脳から
夢を盗もうとする設定がもうたまりません。

同じくフランスの監督ヤン・クーネン のショート
「赤ずきんちゃん」も大好きな作品で、
足を切り取られてしまった元バレリーナの老女が
もう一度踊るために若いバレリーナ(赤ずきん)の
足を盗もうとする物語。

やっぱりマゼンタ濃い目のぼやけた映像で、
はじまり30秒でもう虜。


この人たちのセンスに脱帽です。