
<ストーリー>
平凡な田舎町で働くカーティス(マイケル・シャノン)は、
耳が不自由な娘と妻と静かに幸せに暮らしていた。
ある日から大災害の夢を度々見るようになり、その未知なる
恐怖心から全財産をつぎ込み避難用シェルターを作り始める。
家族や友人はカーティスの行動に不信感を募らせ、離れていく。
果たして、彼の行動はただの妄想なのか、それとも…
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この映画を見終わった後、疲れてぐったりしてしまった。
すごい緊迫感に身体中の筋肉が引き締まっていた。
このマイケル・シャノンという人は素晴らしい個性派俳優で、
様々な映画に登場しているけれど、その役になりきってしまう為
目に付かない・・・というカメレオンのような人。
平凡で幸せな生活が、ちょっとしたきっかけで崩れていく・・・
という題材は数あれど、これだけの見せ方をしている映画は
他に思い当たらない。秀逸です。
少しずつ、現実と妄想(予知)の区別がつかなくなっていく
主人公の精神状態を、マイケル・シャノンが繊細に演じている。
友人や家族が危険にさらされるかもしれない・・・
実現する可能性はわずかでも、ゼロでない限りは無視できない。
こんな妄想が自分に起こったら、どう反応するだろう・・・
ぜひ観て、ご家族友人と語っていただきたい!!