「…あ!」
「や、山本君!」
やっぱりガサガサっていう音は
山本達だった
「山本!
渡辺さん?」
「はぁ…美優紀を早く!
熱が…高いねん」
「ハァ…ハァ…」
「分かった!」
(どうした?)
「すみません!
1人熱出してて!」
(分かった!
すぐ行く)
熱を出している渡辺さんの
顔は赤くすぐに
熱が高いことが
分かった
(よし!
3人も行くで)
「「はい!」」
渡辺さんは
大人の人がおんぶして
船に運ばれた
「渡辺さん熱出てたんか
みんなバラバラになった日
雨やったもんな」
「しかも山本達は
川やったもんな
まぁ助かって良かった
大変やったやろ?
ん?
…山本?」
途中から
後ろから足音が聞こえなくなって
振り返ってみると
山本は立ち止まったままだった
「山本?」
「山本君?」
「…ハァ…ハァ…」
フラッ
バタッ
「山本!!」
「山本君!!」
「…」
「おい!
山本!」
「山本君!」
「小笠原君!
運ぶで!」
「うん!」
「よいしょ…
山本!しっかりせぇ!
やっと帰れんねんぞ!
山本!」
「山本君!」