※最終更新:2024/3/25
現在の病状です。
25歳です。
<病名>
指定難病34
神経繊維腫症II型(NF2)
<概要>
発症率:25,000〜60,000人に1人
主症状:全身の神経に良性腫瘍が発生
・脳神経
・聴神経(蝸牛神経・前庭神経)
・脊髄神経
・末梢神経
❇ [聴神経腫瘍], [脊髄腫瘍]など単体の疾患もある。
ただし, NF2と腫瘍のでき方が異なる。
NF2:神経自体に絡みつく。
単体疾患:神経付近にできる。
<発症時期>
生まれつき。
病名宣告は2015年3月[16歳]。
声のかすれを治したいと受診したのがきっかけ。
<発症理由>
突然変異(家族歴なし)
患者の半数以上が突然変異型。
遺伝率:Case1. 片親がNF2 → 50%
Case2. 両親がNF2 → 100%
<現在の主な症状>
〇聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)
- 聴力以外にも様々な症状が現れる。
1. 進行性中途両耳難聴(蝸牛神経)
- 2014年夏? [15歳]:右耳軽度難聴
- 2017年8月 [18歳]:低音障害型左耳難聴
- 2019年4月 [20歳]:聴覚障害6級
- 2021年3月 [22歳]:聴覚障害3級
- 2023年12月 [24歳]:聴覚障害2級
- 左右多種多様な耳鳴り
2. 平衡感覚低下:ふらつき(前庭神経)
3. 表情筋が所々鈍い(顔面神経)
4. 嗄声:声帯が閉じ切らない(脳神経)
〇頚髄腫瘍
- 首の角度によって痛む。
〇脊髄・腰髄腫瘍
- 走る, ジャンプする等で背中や脚が痛む。
- 右手の指の力が弱め。
❇過去歴
- 2017年8月〜?:左脚の激痛
- 2021年1~3月:上半身全体の激痛および痺れ
〇坐骨神経腫瘍
- 体勢が悪いと左脚に痛みや痺れが出る。
- 主に着席時や就寝時
〇神経痛
- 腫瘍による痛み。
〇若年性白内障
- 5歳の時に左目を手術。
〇左目の瞼が下がり気味(動眼神経)
〇その他, 全身の末梢神経に腫瘍が存在。
Type1. 白い固形の塊が体内に発生する。
Type2. 皮膚が膨らんでくる。
<治療>
〇基本的には経過観察。
〇定期通院(医大)
- 脳神経外科, 耳鼻咽喉科
〇不定期通院(医大)
- 眼科, 形成外科, 他
〇アバスチン点滴(4週毎)
- 弱めの抗がん剤
- NF2に対する特効薬ではない。
- 進行は概ね止まっている。
- 腎臓の機能が多少低下(尿蛋白+1~+2)
- お腹を下しやすい?
- 手術前は休薬(血が止まりにくくなる)
〇聴力検査(2~3月毎)
〇皮膚・皮下腫瘍の摘出(不定期)
- 形成外科
- 全身麻酔または部分麻酔
- 痛みや見た目が気になる場合
〇MRI検査(下記2つを別々に年1〜2回)
1. 脳
2. 上半身(首〜腰)
〇右側聴神経腫瘍へのノバリス照射(2016年8~9月[17歳])
- 脳幹に近く, ガンマナイフは不適切と判断。
- 約30日間かけて照射。
- 副作用:逆流性食道炎のような症状。
〇中枢神経(脳, 頚髄,脊髄, 腰髄)は手術歴なし。
★前向きに生きましょう! \( 'ω')/
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