会社ってのは難しいなと最近感じる。

 

別に経営者でもないのであくまで他人的な目線でになってしまうけど、昨日は社長、今日は副社長と話していてそんなことを思った。

 

なかなか営業進捗が芳しくない中で、既存案件もまだまだ不安定、さらにメンバーの数人は少し体調を崩してしまうものも出てきており、今コンディションとしてよくない状況だ。

 

社長も別に変な詰め方もしないし、メンバー同士の関係性も良好なんだけど、どうしても求められることと自信のマインドが追い付かないことがあるようだ。

 

基本リモートなので、ひょっとしたら内側でちょっとの悩みがグルグルしてしまうことで変にこじらせてしまうようなこともあるのかもしれないが、ともあれちょっと踊り場である。

 

 

で、特に営業進捗についてはG会社との連携について課題なのだが、そのやり取りとかコミュニケーションなどについて、どうも社長と副社長で考え方のずれがあるように感じる。

 

一応言うと、やるべき方向性については一定共有できているのだけど、実際にどうするかという判断のところの意思決定についてである。

 

端的に言えば、G会社にどこまでお伺い建てをするかという話で、社長的には当然売り上げをまずとることが最優先になるのだが、副社長はやはりお伺い建てみたいなものも必要と思っていて、これは立場から考えれば致し方ないところもある。

 

なので、折衷案ではないか案件などによって分けていく方向にしましょう、という話を部内でもして、半ば自分に言い聞かすように副社長もそうしよう!となっているが、言うても思うところはあるんだろうなとは感じる。

 

私個人についても、数字の上がっていない理由をG会社の対応が!とかいうのも嫌なので、直接窓口を作ってまずは足元の数字を作っておきたい。

 

それが少し安定したら環境づくりにも改めて着手すればいいだろう。

 

 

それにしても、2Q以降の計画修正もしておりそこで副社長含めた部署内で打合せしているのだけど、その考え方についてはどうにも腑に落ちないところがある。

 

計画をどう組み立てるか、というその考え方なんだけど、何度も言うのが「確度なんて感覚値だから、つまるところ0か100なんだよな」と。

 

数値を組んで、その達成見込みを経営層に問われるわけだが、それに対してどうその蓋然性を示すか、という文脈なのだけど、結構身もふたもない発言なのだよな。

 

言っていること自体が理屈的に間違っているわけではないけど、その中でどうその確実性を上げていけるかが営業活動なわけで、じゃあその主観的な感覚値をどれだけ客観的な根拠に仕上げるかが問われているのだろう。

 

それって気持ちとか、クライアント担当者が優しいとかそういう話じゃなくて、実際正式な決裁に乗る手続きにつながっているか、あるいはそのために動いてくれている言質なりをとれているか、その蓄積を正しくやっていく以外はないと思うのだけど、それをやろうとしないように見えている。

 

別に何もしないわけでもないし、一応発注意思を取ることを目的にはしていると思うけど、そのプロセスの管理も把握もできていないし、だからいつ決まるのかというスケジュール感的な読みはすべてズレるし、結果失注した際にも反省点がどこにあったのかの議論ができないありさまである。

 

変な話、そんな分析なんてなきゃないでいいのだけど、これだけうまくいっていないならその要因についてはちゃんと整理しておかないと、また感覚値やこう思うっていう感想みたいな話で終わるんだよな。

 

個人的にやってみたんだけど、そうするといくつか要因はあるけど、明らかな点がいくつかあって、それが起きている要因を考えると提案内容とかクライアントの以前に、ちゃんと営業側の前捌きができていない、だから与件の把握が甘く、せっかく丁寧に提案を作っても刺さらないのだ。

 

いい提案だと思うけど予算があればやるよ、くらいになってしまう。

 

最悪提案書まで作ったのに、それを検討・判断する人の手前でよくわからないからと宙に浮くものも。

 

だからなんかダメだった・・・みたいなよくわからないまま立ち消えている案件のなんと多いこと。

 

 

そのあたりも折に触れて話しをしているし、蓋然性をどう高めていくかについての考え方や方法論についても提案した。

 

残念ながら全体としては却下されたけど、私は個人的にはそれを頭においてやっている。

 

そうすると、どう考えても提案書の手前だろっていう案件しかないことがわかる。

 

ちなみにもう一人のメンバーが進めようとしている提案も、彼が自身を以て進めようとできるのは自分自身でクライアントと話をして、課題、与件を把握できているからだと思っている。

 

 

今はG会社の担当に案件をつないでもらって、提案についても音頭を取ってもらう、みたいなことが主軸になっているが、それでは機能しないことはもう明白なのよ。

 

それはもう仕方のないことなので、できる人とはそれでやって、できない人とはそれなりにやるしかない。

 

お互いのストレスにしかならないしね。

 

言い訳の余地があるのも気持ち悪いし、それで愚痴みたいなことばかり言っているのも嫌なので、とにかく逃げ道をなくさせてくれ。

 

それでちゃんと結果出せばいいんだから。

 

 

まあ、そんな個人の感情だけではないから難しいんだろうなとは思うけどね。

なかなか成果が上がらないので、自分なりに細かなことも含めて色々と試してみている今日この頃。

 

足元の営業対応も行いつつ、G会社との連携についてもまずはコミュニケーションの仕方を試してみる。

 

今日もある案件で相談をもらったのはいいのだが、何を提案するかとかは丸っと投げられる自体。

 

まあそれならそれでいいが、どうやら向こうの売上にもなるようにして欲しいらしい。

 

なら丸投げはないだろ、と上司がその点を指摘をするものの、はなからそんなものは期待していなかったので私は簡単ながらある資料を用意した。

 

それは何にも特別なものでもなく、マーケティング関連の仕事をしていれば基本的には大なり小なり考えるようなことをあえて落としたものである。

 

そこでやりたかったのは、とりあえずジャストアイデアでも出してみて、その中でより実現性だったりクライアントメリットを提供できて、双方利益にも繋げられるような方向性をまとめていくことだった。

 

 

とっかかりは正直うまくいったと思っている。

 

少なくとも向こう側も、簡素な資料を見ながら画面の向こうで興味深げにふむふむ言っていたからな。

 

ただ、それ以上のリアクションはなく、思ったような場にはならなかった。

 

一旦向こうで持ち帰って前段の整理をする、というふうにはなったのだけど、多分やらされるのは現場の若い子だ。

 

見た感じでも多分できないと思う。

 

そんなに大したものを用意する必要は今時点ではないのだけど、多分わかっていない。

 

そして上司もわかっていないっぽい。

 

なので、一旦投げたがこちらでたたきも作る想定でまとめようとは思っている。

 

ちなみに別の社内mtgで、基本クライアントコミュニケーションはこっちで巻き取った方がいいよね、みたいな会話もしていたので、そのつもりではあるのよね。

 

 

ではなぜそれをやったかと言えば、いうても工数的な限界もあるし、前捌きをちゃんとやってくれるならそれに越したことはない。

 

ましてその担当の子も若いので、やる気があればフォローしながらでも進められないかなというささやかな期待もあったのよね。

 

私が上司であればもう少し違うコミュニケーション戻るのだけど、ふと「あ、俺上司じゃないな」と打ち合わせ中に気づいたのでどう進めようかな・・・と悩んだが、結論最悪自分でまとめればいいやとなった。

 

他の案件でも同じような形でやってみようと思っているが、それでうまく機能すれば大きな一歩になるかもしれないしね。

 

 

ちなみに明日は別件で朝からクライアントも含めた打ち合わせがあるが、毎回ダラダラと垂れ流すようなコミュニケーションばかりで不安しかないし、やる意義も感じない。

 

他の案件でも、見積もりも出していないのにやる風な感じで色々動かされているところもあるし、どう考えても順番ちがくねぇか?と訝るものが本当にほぼ全ての案件で出てきているのだけど、こういうものかね。

 

営業がちゃんと機能していないのを、コンサルやPMメンバーがカバーしているだけの状態にしかみえなくて、そのうち爆発しないかと。

 

ちなみにうちの会社の、ではなくG会社のね。

 

これまた別の案件では提案するべきものもどうしようか・・・みたいな段階なのに、まだ求められてもいない経済条件を譲歩する話ばかりしている。

 

そもそもお客さんやりたいっていってるんだっけ?ていうところがないままに、なんでいきなり弱気な逃げ道を用意しているのかがわからない。

 

まして完全に勝ち筋が見えていて、その方が拡大性が高いというなら別だが、施策をやったとてうまくいくかわからないし、不確定が多すぎる。

 

だったら、これだったら勝ち筋見出せないかなというものをまずは練ろうよって。

 

それからやることに基づいて金額の算定だと思うのだけど、違うのかな。。。

 

営業的に、決裁を早めるためにそういう条件面の社内調整とかしておくのは当然なんだけど、これも順番違うんじゃないのかと思えてならないんだが、そうでもないのかな。

 

別に文句言うだけでなくて、提案自体をこういう言い方で、こういう方向性に転換してみてはどうか、という具体の提案もしていて、それによる期待効果の方が高いんじゃないかと思っている。

 

その方向性でクライアントもピンときそうならその方が時間軸は短くなるだろうし、決裁確度も高まらないかなと。

 

だから、ざっくりでもそのアイデアをまとめて、まずは電話でもいいから感触を聞いてみて、それでいい方で力のこもった資料を作った方がいいし、それを決め切るための諸々の調整をした方がいいだろうと思ったんだけど、単に私がわかっていなかっただけなのだろうか。

 

 

と、自分が主で関わっているもの、いないものによらずあちこちこんな話ばかりで、結局決まらないからダラダラと時間がすぎてストレスが溜まっているような状態だ。

 

もう半年以上話し続けていて、当初ほぼ決まるとか言っていた案件が予算が取れなかったと言う理由で流れていた。

 

結果は結果で仕方ないにせよ、なぜ決まると思ったのかも知りたいし、今回決まらなかった理由も何が要因なのか知りたい。

 

この案件は一応再提案みたいな話になっているが、それは単に価格を下げただけで、しかもその価格も一応クライアントの言い値らしいのだけど、その言い値が決裁者から出たものなのか、ここまで引っ張ってきて結局予算を取れなかった担当者の感覚なのかがわからない。

 

しかし、その会話もしない。

 

単に社長決裁で弾かれた、という話になっているが、どういう稟議をあげたのかと。

 

またなんで高いって話になったのかって。

 

そこを明確にしないと、ちょっと下げても変わらなくないか?と思うのだけど、その辺は私は直接話しを聞いてるわけでもないのでわからないだけで、関係者の中では明確に共有されているのだろうか。

 

多分されていないんだろうと思っているけど。

 

 

いいのよ、いけそうじゃん!て盛り上がるのはさ。

 

だけど仕事だからさ、大学生のお祭りじゃないんだからさ、1人でやっているんじゃなくて大勢で、しかも違う会社同士でやっているんだからさ、ちゃんとやろうよって。

 

そんなに難しいことじゃなくて、聞けばいいことなのになんで聞かないのかわからないのよ。

 

もちろんお客さんが何も教えてくれないとか、連絡がそもそも取れなくなったとか、そういう話なら別だけど、別取引が長年あって、そのコネで提案しているのに、なんで聞けないの?

 

関係値は良好、という言葉を本当によく聞くんだけど、結局都合のいい会社なだけではないのか、としか感じないんだよな。

 

もちろん全員ではないのは当然だけど、文化としてこの会社は言うなれば負け犬精神なのよ。

 

でも、売り物が売り物だとこうなっちゃうのかな・・・。

 

でもそれだけやっているわけじゃなくて、色々多角化させてちゃんと発揮できそうな強みを持っているはずなのにな。

 

 

なんてモヤモヤしながら愚痴愚痴してても仕方ないので、私なりにアプローチを変えて、ちゃんと意味のある提案やコミュニケーションフローを構築して、ちゃんとした対価をもらって受注したいのよ。

 

少ないながら受注した案件を見るだけでも確度の高い案件がどのようなものかはみて取れるし、そういう状態にどうやって持っていくかを考えるだけでも、きっと今よりは状況は上向くんじゃないかなって思うんだがな。

 

俺がわかってないだけなのかな・・・。

 

なかなか営業の進捗が芳しくない。

 

ここ1ヶ月くらいは身を乗り出して頑張ってみているが、なかなか成果には結びついていない。

 

与件的に提案難しいな、というのもあるし、時間がかかるなというものもあるので仕方ないところはあるが、他方で自分の勉強不足だったり提案力不足を実感する場面もあり、勉強せんとなと反省もしたものだ。

 

それはそれで自分としてやっていくのは前提としてなのだけど、やはりやり取りしていて不思議というか、よくわからない事象もよく起こる。

 

1件、親会社側が提案資料もほぼ作ってくれて、うちはありものを当てはめるだけで工数はほとんどかけずに少額ながら受注になった案件があったのだが、提案書も結構なボリュームで、割と細かくステップを切って提案もしており、なおかつ業務内容自体は彼らが通常提案しているメニューの一つだったので、たまにはこんなにちゃんと進むんだな、と感心していたのだ。

 

 

ところが、いざ始まってみるとなんだかふわふわしている。

 

やたらとmtgが入るのだけど、そこで話しあわれていることの出口がわからないのだ。

 

私はその前にあったCLとのmtgについては別件があって参加できなかったのでそこで何があったのかを詳細には把握できていないし、クライアント側の温度感などもわかっていないので、とりあえず話を聞いていたのだがどうにもわからない。

 

ただ場としてはなんか認識がすり合いましたね、みたいな感じで終わったので、まあ進むのなら私の理解不足かと思って、あとで次回のCLとの打ち合わせでは、とりあえず何がゴールなんですか?と聞くと、それ決まってないよ、とのこと。

 

ん?どういうことだ?

 

確かブレスト兼ヒアリングみたいな話だったとは思うけど、何か目的があってやるんでしょ?

 

相手方の要望を聞くのはいいとして、これからやらなければいけないことがあって、それにあたって知るべきこと、やらないといけないこと、こちらとしても手探りなことといくつかあると思うのだけど、今回はそのどこを確かめる場なのか。

 

どうやらそのあたりが漠然としているらしい。

 

 

ここが不思議で仕方ないのだけど、クライアント側がわかっていない、方針がないのは結構あるあるな領域なので、そんなことは別に驚かない。

 

面倒ではあるが仕方ない部分もあるし、だからこそわざわざ外注する価値があるのだから。

 

問題は、そうしてたいそうな提案書を出しているにも関わらず重要なポイントが明確にならないということで、じゃあお前らは何を提案したの?という話である。

 

ざっくりした雰囲気でPoC的に巻き取ることはもちろんあるけど、今回そんな感じでもない。

 

やることのゴールは明確だし、CLの要望も細かなところはさておきそこは明確なのよね。

 

問題なのはどうやって実現するかのところだと思っているのだけど、だったらそこに向けたプロセスを整理していくだけだし、話を聞いていても現状の不明確領域はなんとなくわかったから、そこをどう解消していくかを一つ一つ整理していく以外に進め方なんてないと思うのだけど、それをしに行くんじゃないのかとおもっていたのだが、どうもそうではないらしい。

 

目的のないブレストなんてただのおしゃべりだぞ、何も生まれない。

 

若手ばっかりというならともかく上位レイヤーの人らもいてこのコミュニケーションはやばくないか。

 

挙句CL側がどうのこうのというけど、それはわかってたじゃん。

 

どうにもならないことは確かにあるけど、この時点でもどうにもならないなら元々取っちゃダメな案件だろ。

 

 

まじか!とびっくりしたが、同時に振り返ってみたらこれまでも営業の中で感じていた違和感の正体がなんかわかった気がした。

 

なぜか毎回この会社の営業役割の人もなんか他人事感があるというか、そういう気持ちみたいなものが全然感じられなかったんだよね。

 

提案の席に同席したこともあるけど、ちゃんとクロージングもしない。

 

資料を説明して、一応質疑応答して、あとはご検討ください、と終わる。

 

期限切ろうよ、もっと聴こうよ。

 

挙句連絡がまだ来ないけどどうしようとか言っている。

 

連絡しようよ、聞けばいいじゃない。

 

最終的な発注意思の言質も取りに行かずにぬるっと始めようとする。

 

そんなに難しいことじゃないだろ、せっかく向こうのために提案して、向こうにも刺さったならネガなことなんて何もないんだし。

 

 

あまりにも雑すぎて衝撃的だった。

 

私も別に大した成績を持っているわけではないが一応営業としてずっとやってきたが、普通にやっていたぞ。

 

ていうか仕事上そうしないと進まないし、営業としての仕事が終わらないじゃないか。

 

ただのストレスにしかならないだけなのに、なんでそれをやらないのかが理解ができない。

 

何すればいいのかわからない仕事ほどストレスだし、なんならそんなもの仕事じゃないだろ。

 

これだけ大きな会社で、人数もいて、経験値もあるはずなのに、なんでこんなことになるのか。

 

 

まあ言っても多分変わらないし、だからこそ自分で前面に出るようにもしているのだけど、不思議で仕方ない。

 

今回も既存のお客さんで、内容はよくわからんけどちゃんと考えてくれてそうだからここにお願いしようか、という程度の温度感で決まっただけなんだろうなと思っている。

 

そのパイプとしての信用自体はそれはそれで素晴らしいのだけど、だからこそもったいないなとしか思えない。

 

なんとかできないかな、取り合えず勉強か。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近部内でも売り上げの見込みを作るにあたり、各案件のステータスをどう管理するか、みたいな話が少しくトピックになっている。

 

よくあるやり方として、確度と呼んでいる%を提案金額にかけており、提案が進むにつれて100%=成約に近づく、ということはやってはいるのだけど、その確度ってどうやって入れているの?という話である。

 

結局感覚値でしかない状態ではあるが、詰まるところ数字が上がればいい話なので正直どうでもいいと言えばどうでもいい。

 

ただ、直近数値が良くないよね、みたいな状況の中でどう改善していくかであったり、そもそも数値の読みの正確性を少しでも求めていこうと思うと、営業進捗をできるだけ明確化しないと数字なんて読めない。

 

もちろん商材やルート営業かどうかとか様々な事情により変わるところもあるけど、営業行為の流れ自体は何を売るにしても同じことをやっているだけなので、本質は変わらないと思っている。

 

 

で、何が議論になっているかといえば先の確度の定義の話。

 

これまででいえば担当者がなんかいけそう、という感覚でそれっぽい数字を入れているだけである。

 

その感覚が全く信用できないというわけでもないのだけど、問題は営業のやり方として自分たちが前面に立っているわけでもないので、その感覚を誰から得るのかといえばその前面に立っている他人なのよね。

 

そうすると、この人は取れそうです!とか意気揚々提案書を作れだなんだとオーダーをしてくるが、結局クライアントの温度感と全然あっていなくて決まらないことが頻発していた。

 

今後もそういう案件が基本になってくる中で、その感覚とやらに頼って数字を読んでも達成できるはずもない。

 

だったらやり方や考え方を見直さないと永久に変わらなくないか?という懸念があったのが一つ。

 

 

なので、私の方でこういう考え方で数値をみなして、確度は営業の進捗を示すものとして扱った方が、各担当ごとの判断のブレは少なくなるし、仮に案件が進捗しない時にどこに問題があるのかを判断するのに一定の基準ができる、という趣旨の提案をして、実際の基準の素案を作ったわけだ。

 

もちろん全てがそんなに綺麗にいくわけはないのだけど、少なくともまだ組織として成熟していない、まして営業行為自体まともにしてこなかったのであれば、まずはそこを整理して自分たちなりの勝ち筋を見つけるためにもそれをある程度客観的に議論できる土台を作っておかないといけないと思っている。

 

それに、あくまでこれまで私のやってきた知見みたいなものを元に、一般性を持ってまとめているだけだからウルトラCでもなんでもないんだけど、詰まるところそれが基本だとも思っているから、まずやりませんかと思うわけだ。

 

 

ところが、どうにも営業部の上司の人はこれが受け入れられないらしい。

 

どうやら担当者の感触みたいなものを大事にしたい、ということらしいのだけど、私の定義でもそれを前提にしているし、判断に当たってはそれが包含されると思っている。

 

なぜなら、じゃあ感触がいい悪いって何を以て判断するのか、という話である。

 

例えばクライアントの担当者がよく話してくれたとか、商談で議論が活発だったとか、それは確かに提案の感触をつかむ一つの事象だと思うけど、それがイコール成約に近いかどうかは別なのである。

 

担当者によっては単に話が好きだから盛り上がっちゃう人もいるし、情報収集したいから愛想良くしている場合もある。

 

反対にリアクションはしなくても有用だと思えば決裁に向けて話してくれる場合もあるから、そんなものは水物なのよね。

 

その担当者のクセは担当が掴んでいるから!という話だったが実際そうでもなかった以上、その判断って信じるに足りないんだよね。

 

 

だから、言語化できない感覚に頼るんじゃなくて、結局この提案でクライアントが予算取ってくれる動きをしてくれるかどうか、そこしかないだろうと思っている。

 

そのためには聞かなきゃいけない質問はたくさんあるし、なんなら本当に進める気があるのかどうかの判断材料も、別に個人に依存せずにその会社の予算どりなり決算なりのタイミングを聞けばある程度判断できるし、金額についてもどういう相談のされ方かどうかで温度感は変わる。

 

少なくともこういうリアクションを引き出せれば感触がいい、ということはかなり具体的に言語化できるので、結果的に管理する側としても楽になるはずなんだけどな。

 

なんならどうしてもお気持ちを入れたいなら、ここで表現すれば良くないですか?ということも提案しているんだけどね。

 

 

まあ、きっちり形にすればするほど、細かく見ないといけなくなるから逆に面倒くさいというのも実際あるとは思うんだけど、今みたいな曖昧にやっている方が説明できないから余計に面倒臭いようにも思うのだが。

 

私はスーパー営業マンではないし、そもそも性格的にもいわゆる人間力とかいうもので売っていくタイプでもない。

 

そんな自分でも、一応どの会社でも営業成績ではトップだったり、新しい商品を作ってちゃんと定価で売ったり、事例もないのに年間契約とったり、案件も増やしたりとやってきた経験もあるので、こういうやり方すれば極論誰でも営業できるようになると思っているんだよね。

 

もちろん最後は突破力みたいなものがものをいうところもあるんだけど、そんな人ってたくさんいないから、できるだけ平均以上の人をふやすにはそういうやり方が一番いいんだよね。

 

 

いずれにせよ、どこかですり合わせになるので、何を懸念しているのか素朴に聴いてみたいところだ。

 

別に自分のやり方が全てだとは思っていないし、考え方なり懸念なりが分かれば、それに合わせて修正なり変更なりはできるから。

 

少なくとも、今の感覚値でどれだけ見込みが高いか?と聞かれても私には明確に答えられないので、困っちゃうんだよね。

 

絶対その方がわかりやすいと思うんだけどな・・・そうでもないのかな。

 

誰かに聴いてみたいものだ。

人と仕事をするのはなかなか大変だしストレスもたまる。

 

こうやったらええやんけ、と思っても自分が主体でない限りは任せることもしないと信頼関係は気づけないしね。

 

その中でいかに前向きに進めていくかが重要なわけだが、久しぶりにちょっとうれしいことが。

 

 

ある案件で、メインの営業は本社の20代半ばくらいの女の子で、元々かなりしっかりしているなという印象は持っていた。

 

その子とある案件の新規商談を先日行って、その後の進捗共有があったのだけど、なんとなくだが言葉の温度感や彼女自身の気持ち的に持ち上がっている印象があり、案件自体もポジティブな空気が少しだが見えている。

 

相談をもらった当初は時間軸的にも早めに成約取れるかも?みたいな期待があったが、商談の冒頭で方針が変わったのですいませんとクライアント側から宣言された。

 

ほとんどのメンバーはその時点で意気消沈していたが、そんなことは私には関係ない。

 

方針転換になった理由も丁寧に教えてくれたが、それであれば巻き返しできるんじゃね?と思ったし、そもそもこの商談でもまずは提案内容について、実施の是非はともかく価値を感じてもらうことだけがテーマだったので、今今やる予定であろうとなかろうと関係はなかったのよね。

 

実際商談の中でしっかり興味を持ってくれたし、向こうからも質問を多くもらうやり取りも発生。

 

さらにこちらからも「確かにまだやりようがあるな」と思わせるような質問をしていったつもりなので、一旦の目標は概ね達成できた。

 

ちなみに、商談前に流れも私がこういう風にしましょう、と整理したのだけど、その甲斐あって進行もスムーズだったし、最後の持ち帰りも次につなげるように切り上げ、向こうもOKよとなった。

 

ちなみにちなみに、この打ち合わせ前の事前すり合わせでも、彼女の方から「当日はこういう話を双方にしていくのがよいかと思っていますが、いかがですか?」みたいな形でちゃんと示してくれたので、「違和感ねっす!」と返したところ、ありがとうございますを2回も重ねて返信が来たので、ちょっと向き合い方も変わったんじゃないかなと感じている。

 

 

で、その後さっさと次のアポを取って、スケジュール含めて具体詰めようと思っていたら、なぜかその営業の子、というか会社側がなぜかビビッてすぐに動かなかったので、どうしたものかと思案していたが、ちゃんと対応していたらしい。

 

その報告があったのだけど、それがポジティブに転びそうな状態だった。

 

といってもすぐに決まるとかではないし、結局予算のところで目詰まりはありそうだが、その時に感じたのがこの子の変化。

 

以前であれば速攻で値下げ交渉とかそういう方向に行きそうなところを、まずは予算も含めて交渉してみます、と。

 

割と淡々としており、そんなに表情に出すタイプの子ではないので明確ではないが、なんとなくいい意味でテンション上がっているんじゃないかと感じたものだ。

 

 

それがすべて私のおかげだとかそんなことは思っていないし、そもそも彼女自身のポテンシャルがあるからなせるところではあるのだけど、少ないながらに一緒にやっている中で、一番生き生きした印象があったし、自分で言葉にしている感じもあるし、そもそももうあかんやんと一度は思った案件で可能性が見えてきたことは、何か感じるところはあったんじゃないかと個人的には思っている。

 

一連はプロジェクト的に動いているものでもあるのだけど、彼女以外のメンバーの空気感もすごくいいので、久しぶりになんかさわやかな期待値を抱いている。

 

具体の提案については、私にはまだまだ知見も薄いので他のメンバーの力を借りてになるが、殊営業的なところについてはむしろ強みを出せるなと感じてきているので、この一連以外でもその方向で今は動いている。

 

社内での既存案件においても、たぶんこれまで私のようなタイプがいなかったのだろう、少なからずポジティブなものを出せていると思うので、足元はこういうところで頑張りつつ、具体のところも高めていきたいところだ。

 

 

それにしても、先のプロジェクトも20代~30代前半くらいのメンバーが多く、みんな若いんだけど、やっぱり若くてやる気のある子はいいですね。

 

みんな真面目だし、しっかりしている。

 

この会社の別な人とも話をしたことはあるけど、変に冷めているような人らもいるのでもったいないなと感じてしまう。

 

結局仕事の成果の半分はそうした空気感だったり環境によっていると思っている。

 

仕事で大事なことは、どうやったらうまくいきそうかを考え続けることだと思っているので、そういう風になるような空気感を作っていくことは、努めてやっていきたいところだ。