最近、わたしは忘れっぽい。
ことしは、年の暮れになって、予定外に飛び込んできたのが、沖縄の知事選挙のことであったし、そしてまた、突然解散の、衆議院選挙のことであった。
沖縄県人でもないし、辺野古の反対運動に参加していた訳でもなかったけれど、いろんな経緯があって、勝手に県外応援組をすることになってしまった。
このブログは、染織工房の日記ブログとして、スタートして、単なる近況報告的な感じで続けるつもりだったのが本来の姿だけれど、3・11時に民主党政権が執った「信じられないほど稚拙でひどい対応」がきっかけになって政治の事もブログに書いて、「けれども、他の意見もある。」という事を発信しておくべきだと思ったことで、変化した。
「3・11」。あのときの事を思い出してみたら。
いったい、あの騒ぎは何だったのだろうかと思う。
ほんとうは、あの時がチャンスだった。
なぜなら、どんなことでも、『推進』と『反対』に別れて、綱引きをつづける『運動体組織』の場から、『普通の生活者個々の場へ』と、『政治の意思決定の力が移行する兆しを見せたのだけれども・・・』
「日本は日本人だけのものじゃない」という意味不明の発言から始まった、民主党鳩山政権が起した、数々の不手際と、普天間移転問題の迷走を見て、「3・11」の前から、唖然としていた人も多かった。この政権交代時に民主党を支持して一票を投じた、労組組織や左派組織に属していない一般の人は、きっと後悔したことと思う。
『できるだけ早く、民主党政権など潰れて欲しい。』という多くの国民の願いが実現するだろうかと、国民の期待が最も高まっていた時に、あの「3・11」が起こった。
『日本にとって、不幸だったのは、ひとつは「3・11」の時の政権が民主党政権であったことだ。』
「3・11」以前の民主党政権の無能さと、「3・11」以降の民主党政権の無能さの、両者を思い起こせば、再び民主党を支持しようと思う人は、普通の見識をもつ人にはいないだろう。
そして、特に、今、左派の人たちが『反対』で騒いでいる『特定秘密保護法』は、この民主党政権が立法に動き出したことが発端だということを忘れてはならないでしょう。
それを、『右傾化した自民党が・・・』と、問題をすり替えて騒ぎ出す、民主党と一体であった左派・市民運動の人たち、労組関係の人たち、日教組関係の人たち、元の社会党関係の人たち・・・この人たちは、一体何なのだろと思う。
つまり、『親中国や親韓国のために、推し測った政策の秘密を守るための特定秘密保護法は必要』で、『対中国や対韓国に対して、日本の優位性を担保するための、或いは技術流出しないような、特定秘密保護法は、国民の知る権利を阻害する悪法だ。』というのでしょうか。?
こういう矛盾した論理は、常識的な理解を超えて、あきれ果てるけれども、『国家公務員の中に、自治体公務員の中に、こういう思想の細胞が混ざりこんでいるから・・・』、『そういうことだから、こういう法律が必要になる。』ということなのだけれど・・・。
それに加えて、『中国や韓国への、最先端技術や、それにつながる導線になる基盤技術の流出も甚だしい。』・・・民間の企業が、これらの国に最先端技術や基盤技術で技術協力することも抑制する為にも、こういう法律が必要なのだが・・・
『狂った政党、民主党への批判から・・・』そして、『やっぱり、安定した保守政権のほうがいい』という民意から、『再び、政権交代を成し遂げた自民党ではあるが・・・』
けれども、・・・その自民党も、なんだか雲行きが怪しい。
安倍首相側近らが続々と統一教会詣での“怪”
思い起こせば、中国共産党が支配する中国が破綻寸前で日本に不法入国を目的としたボートピープル押し寄せて難民排出国であった頃、自民党が率先して中国に中小企業の工場誘致を仕掛けて、日本の基盤技術の多くを流出させたし、この頃も、韓国の漁船が日本の排他的海域や領海で、不法操業を繰り返し、日本の海洋資源を略奪し、日本の漁民が困っていても、さして取締りには積極的でなかった。
・・・ある意味で、竹島の韓国実効支配を定着させてきたのは、自民党であったという事もできる。
・・・また、ある意味では、中国共産党の中国を崩壊させずに支えて、今日ある、モンゴルやウイグルやチベットの人々の苦しみを持続させる選択を執ったのが、自民党であったという事もできるし、それが廻り廻って、中国の台頭によって、日本が苦しめられている原因にもなっていることが皮肉だと思う。
それに、自民党は、『狂った民主党が踏み込んだTPPに、反対を掲げて政権交代を成し遂げたのではなかっただろうか。?』しかし、その後、自民党は、どのように舵を切ったであろうか。?
例えば、年金問題が、・・・世代のアンバランスによって起こることを予見し、対応しなければならなかった責任を自民党も負っていたハズであるが、民主党政権の選択に迎合して、『年金資金の欠如を、世代を超えて、次の世代に押し付けようとしている。』
そういうことを、いろいろ思い起こせば、民主党と自民党は、同じ穴の狢かもしれないと邪推してしまう。
今国民が求めているのは、『選挙の時に判断できる、まともな公約と、その公約の遵守である。』
そろそろ、『コント国会劇場』の出し物にも飽きてきた。
『ウソをつかない。』
『TPP 断固反対。』
『ブレない。』
『日本を耕す自民党』という政党に、先の選挙で、国民の多くが票を投じたハズであったのだが・・・わたしたちは間違って『日本を耕作放棄する自民党』という政党に票を入れてしまったらしい。
だから、わたしは、こんどこそ間違わないように、『今、もっとも保守的な論旨を述べている日本共産党に、今回は一票を投じようと思う。』
『最近、わたしは忘れっぽいから、自分が考えたことを、blogに電子メモしておかないと忘れてしまう。』
それから、最後に一言・・・。
今、米作農家が、民主党と自民党の合作の農政の迷走で、とっても困っている。
来年の作付けをどうしたらいいのかと、思い悩んでいるところも多いし、
こんなに先行きが不安なら、いっそ米づくりから撤退をと考える農家も出てくるかもしれない。
最早、国や見識のない政治家に、『食』のことを任しておけないと思う見解は、福島の原発災害以降、明白になってきた。
もし、信頼できる食を求め、将来訪れるかも知れない食料の危機に備えるために、日本の米作を維持しておくべきだと考える人々は、是非、生産者直接販売を行っている農家さんのサイトなどから、中間流通を抜いて購入することをお勧めしたい。
スーパーなどで、同じような値段で、同じものを、購入するのならば、是非、生産者から直接購入をしてあげて欲しい。
【米価暴落】空前の低米価 農家経営を直撃 (2014.09.22)農業組合新聞
人口の減少や高齢化でコメの需要は減少していくといわれている。そうしたなかでコメの需要を喚起するためには、今までとは異なる方法や発想も大事になってくるのではないだろうか。そのことで、厳しい現実に少しでも明るい光がさせばと願わずにはいられない。