雪の限界集落事情 | ーとんとん機音日記ー

ーとんとん機音日記ー

山間部の限界集落に移り住んで、
“養蚕・糸とり・機織り”

手織りの草木染め紬を織っている・・・。
染織作家の"機織り工房"の日記


2014-2-14-津市美杉町川上地区-雪で集落孤立

 2014年2月14日
 予想外の大雪が降りました。
こんな状態の積雪になるのは、50年ばかりのうちでも経験にないというような声が聞かれます。
夕方に積雪を測ってみると、38cmほどありました。

 14日の昼間に、買い物をしたくて出かけたかったので、チャレンジしてみましたが、こんな感じになると、もう乗用車では、スタッドレスでも無理です。
すこし勾配のあるアップダウンがあると、すべって登りませんし、盛り上がった雪が車体の下につっかえたりしたら身動きが取れません。
 結局、買い物はあきらめましたが・・・。
こういうときに急病人などが出たら、たいへんだなと思いました。

 不測の悪天候時の緊急事態に備えて、平時からどのような対策が練られているのか。?

 大切な事ですね。

「なんでもかんでも、行政の責任にして依存する。」ということも、どうかと思いますが、やはり田舎では、行政が導線を多少は示さないと、物事が動かないという依存体質があることも事実です。
40cm前後の積雪なんて、豪雪地帯からみたら子供だましのようなものなのでしょけれど、雪への備えが脆弱な地域では、たった40cm前後の雪で、道路というインフラが使えなくなってしまって、集落孤立の状態に陥ってしまうということなのです。

 ニュースでも、高齢化した豪雪地帯の集落で起きた除雪時の事故の事などが報道される事がありますが、・・・やっぱり、こういうところで後手に廻らず、できるだけ十全な手当てを工夫することが、万一大きな災害が起きたときに被害を小さくすることにつながるのだろうと思いました。