先日、蚕が孵化しました。
白くなっているのが、孵化した後の卵です。
ことしは、気温が不安定でしたので、ちょっと操作を迷いましたが、
それも、いい経験になりました。
天候や気候と相談しながら作業は進める、農事暦による農法のような感じで、
自然の流れを読みながら、どうするかを決めてゆくので、
単純なスキルでは役に立たないところが面白いですね。
孵化(ふか)したばかりの蚕の幼虫のことを、『蟻蚕(ぎさん)』と呼びます。
黒っぱく、アリのように見えるので、そのように呼ぶのでしょうね。
別に毛蚕(けご)ともいいますけれど、・・・
これは、この時期の蚕は毛虫のように毛は生えているからです。
桑つけ(桑の葉を与えること)をした桑の葉に、ケゴが乗ってきて、
飼育箱に移し変えると、「掃き立て」と云う作業が終わります。

