小黒田谷不動社の御祭り | ーとんとん機音日記ー

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山間部の限界集落に移り住んで、
“養蚕・糸とり・機織り”

手織りの草木染め紬を織っている・・・。
染織作家の"機織り工房"の日記

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3月20日は、小黒田谷不動社で御祭りがありました。

当日までは、寒かったり雨が降ったり、また、風が強かったりと、
「御祭りは、大丈夫かな。?」と心配したのですが、
御神威でしょうか。

朝から、カラリと晴れました。

この社は、相地集落と非浦集落で、祀っている御社です。

神主さんはいなくて、その時の相地と非浦両集落の自治会長さんが神主さん役を務めます。

御祭りの準備は、(多分小字ごと)集落の中が幾つかの組みというグループに分かれていて、その代表の方を組長さんと呼んでいますが、・・・その組長さんたちが集まって、朝から準備をするしきたりになっているのですが、わたしは、当日の御供え物などの受付を頼まれていたので、境内の掃除の御手伝いをする為に、朝の7:30に行ったのですけれど、・・・皆さん早くて着いた頃には、もう準備作業が始まっていました。


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境内の掃除や榊や紙垂の付け替えや、あらかたさまざまな準備を終えると、ご神前に御供撒き用の紅白のシトギ餅を御供えします。

昔は、祭典を終えるまで御供えして、その後、お下がりを撒くという事だったのでしょうが、今は10個づつくらいをビニール袋に入れたものを撒くので、少しの間、このように御供えしてから、袋詰め作業を行ないます。


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両集落の自治会長さんが集落の皆さんの御健康と安穏を祈念の後、それぞれが社へ御参りします。

それが済んだら、子供たちも、お楽しみの“御供撒き”です。


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後片付けが済んだ後、みんなで、直会・・・というか、
慰労会・・・みたいな、世間話の会。

あんまり、堅苦しくはない形ですが、敬神の気持ちと、
神社に御奉仕する気持ちがいっぱいです。

「みなさん、ごくろうさまでした。」