ことしは、ほんとに変な気候です。
昨夜、夜半過ぎには、とっても冷え込んだので、
暖をとるために、“手炙り火鉢”に火を入れました。
しかし、これはわたし用ではなくて、蚕用です。
稚蚕の成長がバラついてしまったので、
うちには、まだ熟蚕にならない子たちが残っています。
ここ二日ばかり雨が続いて、冷え込んだので、
蚕の桑を食べる勢いが落ち込みました。
それで、急遽室温を上げる為に暖をとります。
昔は、素焼きの製の養蚕用火鉢というものが用いられましたが、
うちでは、その代わりに“手炙り火鉢”を使います。
聞き取りの例では、養蚕用の火鉢には木炭ではなく“もみがら薫炭”を使用したということも聞きました。
つまりは、蚕室内の空気を対流させたり、暖をとったりする為なので、別に石油ストーブでもいいのですが、炭火の方が柔らかな暖かさが部屋全体をつつむので、わたしはこちらの方がいいと思います。
うちの方でも、こんなに冷え込んでいるのだから、
東さんのところは大丈夫だったのかなと思って、
彼女のブログをのぞいてみたら、
やっぱり、ここ数日のうちは冷え込んだようで、蚕室の暖をとったそうです。

