backstage
Amebaでブログを始めよう!

5年前の!

パソコンの、『お気に入り』を整理していたら、『backstage』を発見。

「なにこれ?」って、見てみたら、5年前に一度だけ書評を書いてたのね・・・。

アメブロの存在をすっかり忘れていました。


いかんいかん。

また時々書こう。



そうか、『ジェラサード』を読んだのは、5年も前なのね。

5年というのは、かなりの歳月。


この5年で、人生が大きく変りました。


九州の片田舎でOLしていた私が、結婚して関東に住んでるし。

専業主婦してるし。

2歳の子供だっているし。


子育てはちょっと大変だけど息子は可愛いし。

旦那さんは反男前だけど優しいし。


たぶん、独身で将来が不透明だったあの頃よりも楽しい日々だと思う。


以前とは読書する視点も変わっているかもしれない。

またチョコチョコと書き留めていこう。


シェラザード(上・下)

仕事が忙しくなってきて、週の始めというのに既にぐったり。
肩に湿布を貼って、ベットにもぐりこむ。
けれど、読みかけの本の続きが気になって眠れない。


先週から読んでいた『シェラザード』(浅田次郎)、これが非常に面白い。
大事に世界大戦末期、莫大な金塊を積んで沈没した豪華客船の話。
根底のテーマは重いのだけれど、とても読みやすい。
引き込まれて先を知りたくなる。


しかし、浅田次郎って笑っちゃうくらいにロマンチスト。
何冊か読んだけれど、別れ際は女が身を引くパターンばかり。
必ずヒロインが愛の告白をするときに急に「デスマス調」になるのよね。
オトコの狡さも情けなさも全て受け入れて
「愛しているからこそ別れます」
「ずっと愛しています」
「遠くから貴方の幸せを祈っています」

まさしく

 ラヴ イズ オーヴァァァァ~~~~

の世界。
男の夢とロマンだろうなぁ。

ふっ


まぁ、浅田次郎特有の恋愛観・男女観のワンパターンさは鼻につくけれど、
それも補って余りある良い作品じゃゃないだろうか。


満足度:★★★★☆