シェラザード(上・下) | backstage

シェラザード(上・下)

仕事が忙しくなってきて、週の始めというのに既にぐったり。
肩に湿布を貼って、ベットにもぐりこむ。
けれど、読みかけの本の続きが気になって眠れない。


先週から読んでいた『シェラザード』(浅田次郎)、これが非常に面白い。
大事に世界大戦末期、莫大な金塊を積んで沈没した豪華客船の話。
根底のテーマは重いのだけれど、とても読みやすい。
引き込まれて先を知りたくなる。


しかし、浅田次郎って笑っちゃうくらいにロマンチスト。
何冊か読んだけれど、別れ際は女が身を引くパターンばかり。
必ずヒロインが愛の告白をするときに急に「デスマス調」になるのよね。
オトコの狡さも情けなさも全て受け入れて
「愛しているからこそ別れます」
「ずっと愛しています」
「遠くから貴方の幸せを祈っています」

まさしく

 ラヴ イズ オーヴァァァァ~~~~

の世界。
男の夢とロマンだろうなぁ。

ふっ


まぁ、浅田次郎特有の恋愛観・男女観のワンパターンさは鼻につくけれど、
それも補って余りある良い作品じゃゃないだろうか。


満足度:★★★★☆