10月6日、行ってきました、バンアパのSMOOTH LIKE BUTTERツアー。
去年仙台にツアーに来た頃はその存在も知らなかったというのに、今はこんなにも好きな音楽になってしまうなんて。人も音楽も出会いはいつも突然です。
ライジングフェスぶりのバンアパ。RSRではアーステント内で音割れがひどくて、いまひとつだったので、エゾ戦リベンジです。

始まる前はいつになく「ド」緊張。楽しみに思いすぎるといつも緊張しちゃうんですよね。1月のエルレもそうだった。
対バンのmock orangeからの開始です。
予習はmy spaceで公開されていた数曲のみだったけど、良かった
結成もうすぐ15年のベテランさん。演奏上手いしグルーブ感がすごくて、いいなあと思いながら聞いていました。惹かれてしまう曲って何らか共通しているなあというのを再認識しましたが、ボーカルの声は好みの声ですね。曲にあっている。openingで見れて本当にラッキーでした。バンアパメンバーも関係者通路と舞台袖でノリノリで聞いている姿を目撃しました。

バンアパ開始までの15分ちょっと、全体的にゆるい雰囲気の中セットチェンジ。ライブの雰囲気がすごく居心地が良かったです。懐かしい感じもするライブの雰囲気でした。
軽くドリンク休憩後、メンバーが淡々と登場。
それにしても、やはりZeppのハコは音が良いよ。一曲目の「real man's back」のイントロが鳴り始めた途端、どこかのスイッチが入ったかのごとくジャンプしていました。
全体を通してギターソロとかセッションアレンジがやっぱり良くて、ツボを心得ているんだよなあ。ちなみに「Erick W.」は個人的キラーチューンで、サビでジャンプしすぎて膝笑っていました。
mock orangeの時もそうだったけど、演奏中に客電が結構な回数でついていて、ステージと客席、お互いの表情が見える中での演奏。それもまた良かったです。
川崎さんのヘドバン&ギターに改めて感動。そして、途中で完全に舞台から消えてしまうほどの熱いステージングを見せる原さん(真面目にどこかに落ちたんじゃないかと思いました。)
アンコールでK.and his bike。アンコールとはいえ、「K. and~」をやるとは思っていなかったので、うれしかったですね。荒井さんの声が次第にフェードアウトしていく感じがやっぱり好き。
アンコール最後が「K. and~」だったので、これで終わりだろう、なんて思って着替えしていたのですが、会場では最前ブロックの人達がアンコール手拍子をしている音が聞こえていました。10分~15分みんな、全く諦めずひたすら手拍子している中、大歓声が!
まさか、まさかのダブルアンコールです。ありえん。
G/Voの荒井さんが「こんなに残ってくれてありがとう。いや、普通に帰ってもいいんだよ」と言っていましたが、おまけのおまけで一曲演奏してくれましたね。
大分お客さんが帰った後のダブルアンコだったので、その場にいたのは200人弱位。結構荷物丸抱えの人が多い中、多分その日一番の盛り上がりだったのがこの曲だったのではないかと。
せっかく着替えたのにまた汗っかきでした。
ライブ後はベースの原さんが出てきてファンサービスしてました。
やっぱりバンアパとビールは生に限ります。本当に良かったなー。行ってよかった。
9月11日、どれだけこの日を楽しみにしてきたことか。
でも、この日記を書いているのは実はもう一ヶ月以上経ってからです。
書きたくとも上手く全部を書けない気がして、ひたすら自分の心の中の整理がつくのを待っていた。
エルレのライブに初めて行ったのは1月の「ELEVEN FIRE CRACKERS」のワンマン。その後ARABAKI、RISING SUNと何度かフェスでも見ることはあったけれど、ワンマンの楽しさとはやはり全然違う。
あの狭くて息苦しいハコの中、ELLEGARDENとその音楽を好きな人達だけで構成された空間。あの空間で味わった感覚、やり取りしたものは、自分の中で大事な宝物。
あの感覚をもう一度味わいたいという願いと幸運が重なって、Zeppにいることができました。

自分が踊っても違和感のない場所にいたい。そう思って、今回は雄一側の二列目ゾーンに滞在。
対バンはポリシックス。でも、今日はポリがメインじゃないので、感想は割愛します。だけど、音楽好きなオーラはステージから痛い程感じました。それだけで、すっごくうれしい。
ありがとう。ポリ。

いよいよ、エルレ。1月と同じくちょっと緊張気味です。
照明が暗転すると同時にものすごい歓声があがる。みんな待っていたんだね。
いつものSEが鳴ると同時にステージにSKULLフラッグが昇って行く。それと同時に自分の中のテンションのエンジンも暖まってくる。いつでも走り出せる。この瞬間をずっと待っていたんだよ。
一曲目は何だろう?ほんの一瞬考えた後、聞こえて来たこのイントロは・・・、
BBQ RIOT SONG!!
こういう始まりってあり?
こんなにも上がる曲を最初に持って来たら、フロアはどうなっちゃうんだろう。
と思ったら、フロアは案の定カオスの世界。
メンバーの楽しそうに楽器を演奏し、歌う姿を見て、普段の自分のスイッチを完全オフにした。後は、音楽バカでエルレバカの自分が好きなように動くのみ。
長いツアーやフェスが終わって、ELEVEN FIRE~の曲達もすごくしっくりくる。
エルレは何度も演奏してきてとっくに馴染んでいるのだろうけど、聞いているこちらもようやく肌になじむ音楽になってきたなあと実感。
たまに上手い具合に音とこちらがシンクロして鳥肌が立つ瞬間があった。
最初から飛ばすなあ。すぐに9月に聞きたい曲(笑)の「No.13」!
思わず、「13」ポーズをステージに返してしまう。
初めて生で聞く「ナイフ」は後半の演奏アレンジがCDと違っていて、ビリビリきました。
もう一つ、行くライブ見事なまでにセトリからはずされていた「Pizza Man」をようやっと聞けた。細美にあおられるまま叫ぶ「ペパロニクワットロ!!」
中身が無いようで、ああいう遊び心がある歌(と勝手に思っている)、好きです。
最近だとdustbox「ネオチャベス」とかOVER ARM THROW「Idle Noodle」とか。
話がそれた。

「曲少ねえからもう一曲足していいかな?」と言って、急遽セトリに加えて演奏が始まったのはSliding Door。ウブ、ばんざーい!!ってくらいのギターのエモさがすっごい好き。

MCは色々と話していた。
「普段はいいヤツばっかじゃないかもしれねえけど、ここでは周りのやつらに優しくできたり、普段は誰からも愛されねえお前らが、ここでは一番愛されてたりするんだよ」
とか、
「Zeppは広いって思うかも知れないけどさ、俺からはお前らの顔しっかり見えてんだよ。(マイクをはずして)俺の声だってマイクなくったって全部聴こえるだろ!」
どんどん広い会場でライブするようになって、距離を感じるエルレ。
でも、どんな場所だってステージとフロアの距離感は変わらないぞ、っていう宣言なのかな、と思って聞いていたんだけど。
MCの最中、いつにもましてハイでエモさ満開に感じる細美の言葉。
前に来たときよりもMC自体が長く、会場を眺めている時間が長い感じがした。
自然とわき上がる拍手、歓声にうれしそうな顔だけど、
客席に向かって「好き」とかいって、その後自分の言葉に猛烈に気持ちわるくなっているし。(正直、私も「好き」発言にはドン引きした。きしょい。)
語りたいことが沢山あるんだろうか。音楽だけでは埋められない位・・・?

アンコール終了後もなんだか、気持ちがつっかかる感じがして、もうちょっとこの場所を離れたくなくてのダブルアンコールねだり。もちろん駄目なのは承知の上です。
しばらくのち、再びステージに照明がつく。
大歓声と共に走り出て来てギターをチューニングする細美。
「なーんで、おまえら帰んねえんだよー!最後っつったじゃねーかよ!本ッ当バカばっかだな!」
相変わらず、後のメンバーは何も語りませんでしたが、ステージから感じる音が楽しいって聞こえたのでそれで十分です。
なんだか名残惜しい、なんだか胸の奥に何かがつっかえている。だから、もうちょっとやり取りしたくて呼んだんだよ。私は。
最後はThe Autumn Song。
一時期こればっかり聞いていた位、好きな曲。歌詞を聞くと切なくなるのに、今日は音楽で満たされた感情だけが残った。
昨日は今日とは違う日。自分の心の真ん中にはエルレの曲が詰まっているからね。

セットリスト
1.BBQ Riot Song
2.NO.13
3.スターフィッシュ
4.Gunpowder Valentine
5.アッシュ
6.Supernova
7.高架線
8.Fire Cracker
9.Pizza Man
10.Missing
11.Space Sonic
12.Sliding Door
13.ジターバグ
14.Red Hot
15.Salamander
16.Make A Wish
EN1
17.ナイフ
18.風の日
19.Surfrider Association
EN2
20.The Autumn Song




ここからは「エルレライブ」そのものに対する個人的な感想。
途方に暮れている私のグチ。
ライブ自体はすごく楽しかった。
でも、1月の時のように幸福感が続かなくて、なんだかずーっともやもやしていた。何でだろう。あんなに楽しかったのになんでモヤモヤするんだろう。
細美があまりにハイテンションだったので、まだ心が定まっていない印象で、いつになったらDVDの中でしか見た事がない迷いのない「いい顔」が見れるんだろうかとは思っていたけれど。その時の無敵なエルレの音を一度でいいから聞いてみたい、と願っているけど。
でも、色々な状態を含めてELLEGARDENだから。
細美がELLEGARDENとして曲を作り、歌い、ライブをしたいと思っている限りはどんな状態であってもそれを楽しみにしていたい。
それよりも、私の感じた違和感はフロアの雰囲気だった。
ライブの最中はステージの側とフロアの側の立場は対等だって思っている。
あちらに過剰な、変な要求なんてしない。その代わり、ステージから出されて来たものに対して、こちらは素直に反応を返すだけ。
それでバンドと客でコミュニケーションしているんでしょう?
ライブがはじまったら「ELLEGARDEN vs自分」そこのガチンコ勝負だって思っていた。
でも、あそこに流れていたのは「変に」エルレに依存している空気。
なんだか時折変な気持ちになった。
エルレから私は今まで何をもらったんだろうか。
自分がもらっていたと思っていたものは他の人達とは実は違うものだったんだろうか。
人から言われたその一言がずっと心につっかかってそればかりをずっと考えていた。

結局、何が原因でモヤモヤしていたかは自分なりに結論は出たけど、それに気付くとライブに行けなくなる訳で。途方にくれています。
もうライブに行く事ができないのだろうか。行きたくないのだろうか。
はやく新曲を聞きたくてしかたがない。
ファイナルで細美が吹っ切れたと言うなら、どんな音を聞かせてくれるのか。
強い自分を取り戻したっていうなら、ハコの中で受けて立ってやるよ、って気持ちを取り戻す位の音楽を聞かせて欲しい。

umi1

きれいなものだけを見て
きれいな音だけを聴いて
きれいな本だけを読んだ

現実逃避といわれるかもしれないけれど、確実に色々なものが濾過された気分。
目をつむると碧が広がる。

ムーンサーカスでコーネリアスグループを見た足でそのままアーステントへ。

22:00~ストレイテナー 
とりあえず、すごい人、人。
NEXT STAGE開始の音楽の後、SEもなくメンバーが登場。一曲目からSIX DAY WONDER。テナーにしてはこういうスローでメローな曲をオープニングでやるのは勇気がいるんじゃないかな、と思っていたんですが、発売から半年以上を経て観客にも浸透してきた感じがよくわかりました。2曲目、突然聞き覚えのある曲。
こ、これって・・・、UNDERWORLD「born slippy」!!ライブでカバーしたことはあると聞いた事がありましたが、ここで聞けるとは。UNDERWORLD好きとしては、かなりうれしい。
少しだけMCが入りましたが、曲間も上手い具合につなげてほぼ音が鳴り止むことなく次々と演奏。
新曲も初披露されましたが、イントロのリズム隊のゴリゴリ感とテナーにしては珍しいダークな曲調。新しい感じです。この曲はライブで演奏されたら突然雰囲気を変える力がある曲。こういう曲があると波があってライブは面白いんだなあ。ヒナッチが加入してからより曲にバラエティが生まれた感じがします。3人のストレイテナーになってどんどん面白くなってきますね。ホリエはライジングから帰ったらすぐに歌入れだ、と言っていました。気がつけば、一緒にいたはずだったのにはぐれてしまいましたが、隣になった女性から終演後「最高でしたね!」と声かけられて、その言葉に素直に涙出そうになりました。いやー、最高だった。

予定では、この後RED STAR FIELDにBOOM BOOM SATELITESを観に行く予定だったのですが、お着替えタイム(テナーステージの為)と疲労(テナーステージの為)でとてもじゃないけど、ブンサテに行ける状態ではなかったので、そのままシートでまったりと。

23:40~BUMP OF CHICKEN 
やっぱり人気のあるバンプ。深夜近い時間帯にもかかわらず、スタンディングゾーンはあふれんばかりの人でしたねー。
寝転がって、満天の星空を眺めながら聞く「プラネタリウム」「天体観測」は反則技です。こんなの聞いたら、泣けてきます。
演奏、ボーカル共にさすが。
勝手に壁を作って聞かない期間が長かったですが、いい曲はやっぱりいい。
フェスから帰ったら改めて聞いてみよう。
最後の曲SUPERNOVAを聞きながら、再びアーステントへ。体が急に冷え込んで来たので、Tシャツ二枚にさらにパーカー、さらにアディダスジャージを着込んでいきましたが、まだ寒い。ホットワインとか欲しいくらいでした。

アーステント内に入るとメンバーが自らセッティング中。まだまだ開始前なので、前方でメンバーのチューニング姿を見る。初めて本人達を認識しました。こういう人達だったんだあ。
24:40~the band apart 
深夜ともあって観客は半分強位。男性率が非常に高くて、確実にダイブの嵐になるだろうと予測されたので、PAの後ろへ。おかげでステージがよく見えた。
NEXT STAGE開始の音楽の後、ドラムの小暮さんが一人登場。すぐにドラムソロ、それに合わせて残りのメンバーが淡々と登場。かっこいいねえ。
一曲目「Stanley」のイントロが流れると客席の温度が急にあがったね。
最初バンアパを聞いたとき、荒井さんの声とその曲調でさらりとした爽やかなイメージを持っていたのですが、ステージングは超激しい。よくよく考えたら、元はヘビメタバンド。
特にギターの川崎さんのヘドバンし過ぎ!熱いステージにダイバー続出でした。
それにしても、なぜセキュリティの人は外人さんなんだろう??
チューニングの間だけ演奏が止むという感じだったのですが、そのときは一斉にメンバーコールが。9割男性、1割女性という感じ。しかも、「原さん」コール多っ。まあ、いくら頑張って叫んでも原さんの嫁にはなれんけどな。(私もな。)
唯一のMCは原さんのメタボネタで爆笑。
新曲も「練習」代わりに2曲も披露。
それにしてもPA後ろは音が悪かったなあ。フェスだから仕方ないとはいえ、音割れし過ぎな感じがします。どうにかならんのかしら。
10月ワンマンライブへの期待を残しつつ、アースを後にしました。

そこからダッシュ。だって、私もACIDMAN聞きたいもん。
ギリギリで新曲REMINDを聞けました。この曲をライブで聞きたかったので、望みがかなう。シートについてぐったり。少しだけ仮眠。
目が覚めるともう眠れそうには無かったので、眠気覚ましにお散歩。
この時間帯ですでに会場内のトイレが使用不可になっていたらしいです。

28:40(4:40)~GRAPEVINE
サンステージはCOCCOがライブ中。今日は晴れるということで、二年ぶりにRISING SUNが見れるチャンスだというのに、私は一人アーステントへ向かいます。
日の出を振ってでも、最後はGRAPEVINEの曲で締めたい!
メンバー登場後、田中の第一声が「おはよう!起きとるか?」笑顔全開です。
でもって、一曲目から「FLY」!一曲目から「飛ばして」もらいました。続いて「I must be high」、懐かシングル「スロウ」と続いて、おっ、ちょっと朝だし、さわやか路線か?と思ったら、やっぱり「豚の皿」が。
隣の大学生が、「朝から豚皿かよ・・・。」とつぶやいていましたが、爽やかな日の出を右から受けながらアーステントに響く豚皿。バインっぽい。この曲はちょくちょく替え歌されるということで、最後の「BSEが気になりだす」というところが「白い恋人が気になりだす」に変わっていました。
今回のセットリストはアップテンポな曲中心だったなあ。メンバーのインタビューを読んだら、今回は明け方を意識してセトリを組んだそうだけど、最後のHEADといい、多分初めてバインを見る人の印象を変えるのには十分だったのでは、と勝手に思っていました。
来年はもっと飲める時間帯に呼んでくれ!と叫ぶ田中に爆笑。この時間だと、昨日はさほど飲めなかったんだろうな。来年は20時台とかいいですね。それならもっとスロウな曲とかもやってくれそうだし。 酔っぱらってステージあがってくれてもフェスっぽくてOKです。

そんなわけで、自分の中でのRSRは終了。アーステントを出ると、すごくきれいな朝日。サンステージの曽我部恵一BANDを見ながらシートのお片づけをして石狩湾新港樽川ふ頭を後にしたのでした。
いやー、疲れた。やっぱりRSRはテントじゃないと体が持たないと思いました。
後は、フェスということを忘れてガツガツ見てまわったせいもあるとは思いますが。
今年のRSRは二日間で7万人の動員数だそうで。どおりでトイレが少なくなるはずだ。

それにしても、良い思い出が一つできました。
すごい贅沢な二日間。音楽とご飯のことしか考えていませんでした。
ステージのあちらこちらで、他のアーティストの飛び入り参加が多くて、アーティストも心なしか他のフェスよりも伸び伸びしていたように見えました。
北の大地故なのか、フェスの持ち味故なのか。
知らず知らず、こちらの心も解放されて楽しんでいました。
来年はRSR10周年記念。これは行かずにおられません。
二日目は曇り空。今日はこの後天気が良くなるということで、日焼け止めを塗りつつ、一日目とほぼ同じ場所、ステージも画面も見える好位置にシートを引いて二日目スタートです。

13:00~ 10-FEET 
裏のDOES、スガシカオを見たかったけれど(スガシカオは入場規制かかったそう。)、
やっぱり、復活祭!!
タクマの声を聞きたいな、と思って、そのままSUNに。
開演一時間前にもかかわらず、サンステージの観客席はPAの前まで観客が陣取っていました。ARABAKIで初めてテンフィのステージとタクマのMCを聞いて、見ず知らずの客の為にこんなに愛を振る舞う人はいない、と思っていましたが、その愛は確実にお客さんに届いているんだねー。こんなにテンフィが愛されているとは。かなり遠目でよくわからなかったけど、チューニングに出てきたのはタクマ?それだけでこちらもテンションあがりました。
いつものSEにのってメンバー登場。組体操も健在。
すごくうれしそうにドラム前で拳を付き合わせる3人。
一曲目からVibes by Vibes!
ちょっと声が掠れている感じもして、ちょっとドキドキしていましたが、問題なし!
京都大作戦の中止の話とか、実質今日ここが10-FEET復活の日なんだよー、という話に会場から割れんばかりの拍手。ちなみにタクマは京都大作戦Tシャツ着てました。
演奏もそうだけれど、会場の盛り上げ方とかキャパシティ関係なくうまいっ。
曲ももちろんだけれど、MCに最後の方は涙が止まらなかったです。真っ昼間から。なんだかとっても掴まれたんですね。
それにしても、ダイバーが半端なかったです。ダイブ飛び終わった人が必ず通る通路沿いにシートを引いていたので同じ人が何回も何回も走り抜けていくのを見ました。
私は全くダイバー擁護派ではありませんが、通路を走り抜けていく一人の女の子がステージを振り返りつつ大絶唱。半泣き。彼女をこの通路で見かけるのは先ほどから5回目なんですが。あー、すっごい好きなんだろうなという感じはしました。なぜかYAZAWA仮装の人もダイブしてた・・・。

14:30~The pillows
最初の一曲だけピロウズを聞きたいなと思って、そのままシートへ。一曲目から「この世の果てまで」。最初からこの選曲ですか!?最高です。
「リトルバスターズ」を聞きながらアーステントへ。

14:20~SNAIL RAMP
ライブも半分程終わったあたりに到着。
人多いし、すごい暑いんですけど。でも、久々に聞いたら楽しかったなー。
新曲とか全然知らないけれど、やっぱり楽しい。最後は懐かしの「MIND YOUR STEP!」。走ってきた甲斐がありました。

15:40~ミドリ
巷で噂のインディーズバンド。ARABAKIの時にすごく話題になっていましたが、ステージを見逃したので、今回は見てみよう!と。
チューニングもメンバー自らやっていて、そこではじめてボーカル・マリコを見ましたが、小さいわー。ほっそいわー。でも、すごい声量なんですよね・・。どういうステージなんだろう、と思っていましたが、しょっぱなから、激しい。
ドラム、ベースがめちゃうまい。演奏、すごく上手だなー。
客席は大盛り上がり。

16:00~ASIAN KUNG-FU GENERATION
SUNについたころにはもうセッションの途中で、スタンディングはもう満員状態。なんだかゆったり見たくてシートに戻り、一緒に見ていました。
結果的には絶好のポジション。シートにはまばらに人がいるけど、ステージも画面も見えるし、音はいいし。大声で歌っても踊っても跳ねても、誰も何にも言わないし(笑)
シートに戻ったすぐ後にセッションからリライトのイントロへ。うわー!
セトリはまさにフェスの時間帯を考慮したであろうものでした。だって、「夏の日、残像」とかいままさに夕暮れのこの時間にぴったり。
君繋ファイブエムからの選曲が多かったように思いましたが、個人的にただいまヘビロテ中の「アンダースタンド」とか、歌うの大好きな「ループ&ループ」とか。満足ですよ。はい。
それにしても、スタンディングにいる全員がアンダースタンドのイントロ聞いただけで手拍子始めるというのは、すごいことだなあ、と。
新曲の「ライカ」。アルバム収録予定だそうですが、ビートが効いて、ギターフレーズが刻む感じで好きです。インナーワールド的な「ファンクラブ」も好きだったけど、次のアルバムは外に向かっていくイメージとのこと。ライカもそういう印象の曲だね。
というわけで、アジカンステージすごく良かったです・・・・、ゴッチが髪をかきあげるまでは(ホリエアツシ談)。


スペースシャワーブースでアジカンのインタビューを見学しつつ、ホクレンブースで美味しいご飯を頂きつつ、気がつけば、永ちゃんステージが始まっていました。
すごく遠い位置にいたのですが、ステージの音楽はともかく歓声がこの位置まで届くとは。どれだけ人がいるのやら。

19:00~矢沢永吉
サンステージスタンディングゾーンには人が入りきれる訳が無く、その周りにも人だかりが。
永ちゃん、やっぱりロッカーだね。エンターテナーだねえ。歌はもちろん上手いけれど、オーラがさあ。
多分永ちゃんステージは初めてな人がほとんどで、みんな興味津々で見ていたであろう訳ですが、
MCの永ちゃん、意外とおちゃめ。最後の最後になって、「あ、メンバー紹介し忘れてた。」とメンバー紹介を。
本編終了と思いきや、永ちゃんフリークからアンコールが巻き起こる。基本的にトリ以外はアンコールなしのはずなんですが、世界のYAZAWAは違います。アンコールありです。しかも2曲。
アンコールはあれですよ。「止まらないHa~Ha」。時間の関係で歩きながらのチラ見でしたが、夜空に一斉に舞う、YAZAWAタオル。周りで見ている人達も各々持っているタオルとかハンカチとか何かを投げていましたね。ちょっとだけでしたが、見れてよかった。なかなか見れませんからね。

永ちゃんのアンコールを眺めつつ、向かうはMOON CIRCUS。
お目当てはTHE CORNELIUS GROUP。それにしても、ムーンまでの道のりは遠い・・・。

20:30~ THE CORNELIUS GROUP 
小山田圭吾、CORNELIUSのステージ。他フェスで見ていた人からすごく良かったと聞いて、楽しみにしていました。
ステージ前には全体を覆うように薄いスクリーンが貼られていて、照明が落ちるとセッションと共にメンバーの影が薄いスクリーンに映し出される。
セッションが続く中、スクリーンに次々とタイピングされる、
「HELLO」
「THE CORNELIUS GROUP」
「SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」
の文字。
急にスクリーンが落ちて、メンバー登場。
ステージ上には後ろに大型スクリーンとLEDライト、その前にメンバー3人という並びで、今まで見た事の無いステージセット。
演奏はすごく新鮮。こんなステージは見た事無いです。
音楽はメロディーと言葉(歌詞)があって、そこから浮かぶイメージとか情景というのは聞いた人に委ねられるなあと感じていて。その情景はもしかしたら作った側とは必ずしも一致しないんだなあと思っていたのですが、
CORNELIUSの音楽はそれに伴う映像が画面に映し出されるので、彼が伝えたいその音楽のイメージまでしっかり共有できる、まさにSENSUOUS SYNCHRONIZEDのステージでした。
これはライブじゃないと楽しさがわからない!
途中テルミンの演奏も入ったりして、映像と音楽、LEDライトの光が全て一体となっていて、音楽というより芸術作品見ているような感覚に近かったかな。楽しくて、自然と体が動いてしまう。
途中から更にわしわし人が増えて来て、ちょっと気持ちが悪くなったのとアーステントに行きたかったので、演奏の半ば程でステージを後に。