駅伝中継とマラソン中継
この二つは同じように見えて全く違います。
駅伝はマラソンと違い、中継所という
言って見ればゴールが幾つもあります。
マラソンはたった一人のヒーローのドラマを
最後のゴールまでカメラがつないでゆく中継で
駅伝は中継所ごとにヒーローがいて
そこに幾つもあるドラマを見せる中継です。
だから中継所でランナーを迎えるカメラは
襷をつないだ後、走り去るランナーを
追うのではなく、襷を渡して中継所と言うゴールで
力尽きて、崩れ落ちるランナーを映すのです。
全力で仲間に襷をつないだランナーは
ゴールしたマラソンランナーとは全く別の
表情をもっています。
駅伝の魅力はここにあると言っても
過言ではありません。
箱根では繰り上げスタートというルールが
あるためにゴールしても母校の襷をつなげない
そんなランナーが出る可能性をもっています。
全力で走り抜いた果て、そのゴールに
自分の仲間の姿がない・・・
その現実を知った時、達成感が待つはずの
ゴールが一瞬にして絶望の場に変わります。
苦痛にゆがむその表情には
マラソンには、絶対にないドラマがあります。
だから駅伝の中継所のカメラは
ゴールした選手たちについて行きます。
箱根駅伝のテレビ中継も今年で四半世紀
毎回、進歩を遂げて新たなドラマを
我々に見せてくれています・・・。