<実>より続く



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この列車の道中、食堂車で食事を取っている客は皆無であった。中国区間で食堂車に人が居たのは、弁当を食べるためであって、有料だったら行かないのだろう。



私が食堂車にいたるまでいくつもの車両を抜けてゆくと、コンパートで食事を摂っている客の姿が見える。

彼らは持ち込んだ食料をお湯で温めたり、乾物を食べていた。

車掌は、車両の暖房を行う石炭ストーブの火を利用して本格的な調理をしていた。



食堂車は市内の安レストランに比べて、2倍くらいはするだろうか。

わざわざ、鉄道を使って旅をする、いや移動をする人たち、物資の運搬を行うために列車に乗り込んだ人たちにとっては、そんな場所で浪費するわけにはいかないのかもしれない。





旅行者の勝手な感慨だけれど、長距離列車に食堂車がないのは残念だと思う。

きっと、次ぐに乗ることがあるのか、ないのか、多分ないけれど、そのときも食堂車があってほしいと思う。



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私は東南アジアなどに行くと、必ずお腹を壊してしまう。無理をしすぎるので、体が悲鳴を上げるということもあるが、食事が合わない。

しかし、今回の旅行では不具合を起こさなかった。車中ほとんどゴロゴロしているだけで、無理をしないという事もあろうが、食事がよかったのだと思う。