パタゴニア観光で最も外せないのは、ペリト・モレノ氷河。

これは多くの人の同意を得られると思う。やっぱり氷河だ。


で、問題は次。


パタゴニア南部には他にも国立公園を始め、旅人やトレッキングする人の

憧れの地が多く存在していて、全てを回り切るのは至難の業。


で、時間のない僕は、記事タイトルにもある

「エル・チャルテンか?パイネ国立公園か?」

行くか?行かないか?を、悩まなければならなかったのだ。


エル・チャルテンには、服飾ブランド「パタゴニア」のロゴのデザインとも言われている

フィッツ・ロイがある。エル・チャルテンは、カラファテから3時間程度の距離だ。


先のバリローチェで同室だった60歳のアメリカのオジサンがこう言っていた。

「エル・チャルテンは僕の夢だったんですよ・・・」

「今回、妻の了解が取れまして、それで一人で旅しているんです」

人にとっては、氷河よりもエル・チャルテン、それぐらいの場所だ。


そして、氷河のロス・グラシアレス国立公園と双壁をなす「パイネ国立公園」

パイネ国立公園は山や川、氷河など自然豊かな超広大なチリの国立公園。

カラファテから国境を越えて5時間程度だ。


どこかで同室だった人が言っていたが、

「パイネは1週間使わないとダメ!最低でも3泊はしたほうがいい!」

キャンプやトレッキング天国の国立公園なんだと思う。


旅行代理店の看板を見ても、

上から順番に、「パイネ国立公園」、「ペリトモレノ氷河」、「エル・チャルテン」と、

まさにパタゴニア3羽ガラスといったような取り扱いだ。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


「チャルテンか?パイネか?」


「福田か?麻生か?」

どっちを選んでもNGという状況ではないので、真剣に悩んだ。


僕はスケジュールはもちろん、過去の旅人のブログなどを参考にし、


そして、やっとこの議論に終止符を打ったロケット


結論は・・・。


「どちらも行かん!」


おいっ!


僕も60歳のおじさんになってから、

妻の許可を取って、一人で行こうと思いますパー


その代わりと言ってはなんだけど、是非、この企画を実現させます!


題して、境目対決チョキ


マゼラン海峡 VS ビーグル水道


「ちょっくら、境目見て来まぁ~す!」、では、

さすがに妻の許可は取れんだろう・・・。今しかない。


明らかに、「チャルテン VS パイネが見たい!」という声が聞こえてきそうだが、

今回はごく少数の境目ファンの皆さんと祝杯を挙げたいと思います。

今回のロス・グラシアレス国立公園への氷河ツアー、

宿で申し込んだのだけど、非常に素晴らしかった。


運転手はいかにもパタゴニア人!って感じの全く運転手っぽくないおじさん。

ガイドさんは非常にテキパキしていて、笑顔、コミュニケーション、

質問対応もばっちりな感じ。


チリと比べると、アルゼンチン入国後は人に関してあまりいい印象がなかったのだが、

今回は素敵な女性で、多くの参加者から好感も高かったはずだ。

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ツアー参加者は30人程度だったけど、集合時間には遅れない大人な集団。

バスの位置が分からず、1度だけ遅れてしまった人がいたが、

バスに入ってくるなり、みんな拍手して歓迎ムード。


アジア人は僕しかいなかったけど、知らない人達同士でも、

なんとなく一体感を醸し出してしまう欧米人のこういう所は大好きだ。


このツアーでは通常はバスから降りない所で降りて、

コンドルの写真やアルヘンティーナ湖、プチトレッキングをしながら、

遠方からの氷河の写真を撮らせてもらったりと、満足度高しグッド!


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最後は、船に乗って氷河を遊覧だ。


氷河は後退していると言うが、こうやって水面から見ると、

むしろ「前進して来るぞ!」というような迫力を感じる。


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遠くからではあまり分からなかったが、氷河はトゲのように鋭く、

今にも崩落寸前?と思える塊も多々ある。


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パタゴニアの氷河全てではないものの、このペリト・モレノ氷河は後退傾向にある。

過去には夏にしか崩落が起きていなかったものの、最近では初めて冬にも

崩落が観測されるなど、自然環境のバランスは少しづつではあるが崩れている。


「氷河がなぜ出来上がるか?」

理科に詳しい人にお任せしたいところではあるが、知ったかぶりをしておくと、


雪の上に雪が降り、押し固められ、また雪が降る・・・。

夏が来て、雪が溶け合い混じり合い、空気のない密度の高い氷が誕生する。

上から圧力がかかればかかるほど、氷中の空気はなくなり、

高密度の氷となる。


ちなみにアルゼンチン側の氷河は気温の高低差も大きく(夏と冬の差)

氷河が融解したり、作られたりするサイクルが早いのだそうだ。


「なぜ、氷河は青白く見えるか?」

という質問をコメントでいただいたのだけど、光の屈折に関係があるようで、

高密度の氷(空気を含まない氷)は青色は反射するものの、他の色は吸収する。

なので、結果的に人間の目には青く見える、ということのようだ。


とは言っても、こんなものが自然と出来あがっちゃうんだから、

理屈抜きに、地球も自然もとんでもない神秘なんだろうね。

人間の体も神秘なんだろうけどね。


「地球って素晴らしいな~」

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今日のカラファテは、ほぼ快晴だ。

昨日は一日中雨だったし、パタゴニア入りしてからも曇りが多かった。

今日は最高の気分で、僕はロス・グラシアレス国立公園へ向かった。


やっとここへきて、僕自身も満足できるパタゴニアの景色を目にする。


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綺麗な雪景色の山々に綺麗に映る湖・・・。

「これだよ!これ!、俺のパタゴニアのイメージ!」


ただ、綺麗なのはいいのだが、夏のこの時期でも外は超寒い!

手袋に帽子を持たなかった僕はだいぶ後悔していたのだ。


カラファテの町からバスで1時間ちょっと、アルヘンティーナ湖を過ぎたあたり、

バス内に絶妙にしかけられたテーマソング「スターウォーズ」が流れ出し、

「5,4,3!2!1!」とガイドさんがカウントダウン。

そして・・・・。


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ん?ん?と一瞬、眼を疑ってしまうような光景が・・・。

一体、これは何がどうなって?湖が凍っているのか?


「意外と薄っぺらいんだな・・・・」と思ったのは僕だけではないはずだ。


が、実際に近付いてみると、


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「なんだね!この氷のカーテンは!?」


展望デッキにいる人が見えるでしょうか?

このペリト・モレノ氷河、「何がどうなったらこんな分厚くなるの?」

ってくらい、馬鹿デカイ、馬鹿分厚い。


そして、湖に浮いているんだか、陸地として考えていいのか?

とにかく不思議で神秘的なこの境界線。


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しばらくの間、済みきった空気と切り裂く寒さを感じながら、呆然と眺めていた。


すると、遠くから

「パッパーン!」

という乾いた銃声のような音が聞こえてくるのだ。


氷河が割れ、奥の方で崩落に近い現象が起きている。

僕のイメージでは、「パリパリパリ・・・」という音が聞こえると思ったのだが、

実際の音はポテトチップスみたいな安っぽいものではなかった。


一発の銃声で終わる時もあれば、一発の銃声がさらなる発砲(崩落)を起こし、

「パパーン!バ!バ!バ!バーン!」

と、奥行きのある氷河のどこかで、さながら銃撃戦を繰り広げるようだ。


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さらに、それ以上となると、

「ババババババ!バッカーン!ボッカーン!アッハーン!」

という、まさに空爆のような音がこだまするのだ。

その時の観光客は皆同じ方向を向いて、どこだどこだ?と探す。

(冗談ではなく、この時、僕はイスラエルのハマス空爆を思い出したくらいなのだ)


いつの間にか興奮で寒さが消えていた僕は

ボートに乗って、湖から氷河を眺めることにも成功した。


これまた素晴らしい氷河の仁王立ちを見れたので、次回のブログにて!


ウユニと並んで、一番晴れてほしかった日に最高の天気晴れ

氷河が青白く光る姿は本当に綺麗だった。

「お天気様、ありがとう!」


【後記】

ペリト・モレノ氷河、動画載せておきます。


さぁ~来たぞ~。

カラファテ!


昨晩、リオガジェゴスに一泊し、今日の11時のバスでカラファテへ。

リオガジェゴスからカラファテへのバスは1日5便程度のようで、

僕らのバスも満席だ。「さすがカラファテ!」と言いたいところだが、

顔ぶれを見ていると、昨日、26時間のバス移動を共にした人たちもおり、

そもそも、リオガジェゴスで一泊せざるを得ない、というのが現状に近いかも。


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カラファテまで、合計5時間のバス移動なんて、

今の僕には赤ちゃんみたいなもんだ。

席近くの赤ちゃんは4時間程度も大泣きしていたが・・・。


カラファテのバスターミナルに着いて興奮したのは、

「ウシュアイア」という行先が書かれたボードを見たときだ。

ただ、一応、僕の南米最終目的地なんだから、

紙っぺら1枚というよりは、もっとドッカーン!と掲げてほしかった・・・。


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「これに乗っちゃえば、もう最南端か・・・。」

そう思うと、少々さみしい気もするものだ。


おっと、今いるカラファテに話を戻そう。


僕は当初は陸路でウシュアイアまで行く、という予定ではなく、

飛行機でサンティアゴから一気にカラファテ近くまで飛ぶ、更には、

カラファテからブエノスアイレスへ再度、飛んで首都へ復帰。


要するに、パタゴニア観光は大金払って(飛行機)カラファテのみ!

というスケジュールだったわけで、そこまでしてもカラファテだけは

行きたいと思っていたところだ。まさに大人になってからの僕の夢

と言っても過言ではない場所だと思っている。

(ちなみに小さい時からの夢はグランドキャニオンで今回の旅で叶った)


読者のみなさんにとって、カラファテという町がどれほどの認知度なのか?

全く想像できないけど(およそ10%もないんじゃないかな?)

ここに何があるかは、想像できる気もする。

また次回のブログに期待してください!


このカラファテの町はどんなところのか、興味があったけど、

実際には、かつてないほどの高級観光地という印象だ。


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メイン通りのレストランを一軒一軒物色したが、

ほとんどのレストランでワイングラスが置かれていて、

おひとり様を得意としている僕でさえも、

Hola!とか気軽に挨拶して、入る感じではないしょぼん


ただ、この町、普段は全く点火しない僕の買い物魂に火をつけるかもしれん・・・。


高級店や非常にしっかりとしたお店が多く、絵ハガキや本だけでもこの大量!

ここまで綺麗な絵ハガキが大量に置かれた観光地を未だに見たことがない。

(あまりじっくり見ると、何があるか、わかっちゃうので、やめてね)


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そして、僕が特に気に入ったのが、

襟の部分に「Patagonia」とかっこよくデザインされたロゴのフリース!

撮影しようと思ったらお店の人にNGを出されたので写真はないけど、

日本で着たら、「これ、カッコいいですね!どこで買ったんですか?」

と町中でも声をかけられること、間違いない!


結局、晩飯はワイングラスを置いていないレストランで済ませ、

僕は自炊の人々で賑わうスーパーへ。

これがレジ待ち15分以上!すごい混雑ぶりだった・・・。


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明日の朝飯やツアー中の昼飯が必要とのことで、珍しくスーパー買い。

日本に行ったら、料理を少し勉強しつつ、スーパーへも行かないとな。


海外の為替相場、例えば1アルゼンチンペソ=約26円、なんてことが

分かっていたとしても、日本のキャベツ1個の物価が分からないだから、

これは非常にかっこ悪いよね・・・ガーン


それにしてもパタゴニアの物価は最新号の地球の歩き方の1.5倍~約2倍アップ

宿、食事、バス、タクシー、ツアー、国立公園入場料、観光に関わるものは

全て上記の範囲で急激に値上がっている。

(地球の歩き方スタッフが地球を歩かずに、値段更新していないだけ??)


まぁ~、全ては明日のため。

天気が最悪だけど、明日だけは晴れてほしいな・・・。

バリローチェから26時間のバス旅を終えて、無事にリオガジェゴス!

興奮するような町でもないけど、地図を見ると、あらビックリ!

マゼランを越えると最南端がすぐそこ!って感じで、

視野を広げてみた時にその町の価値が分かるという、なかなか貴重な体験。

リオガジェゴス の位置はこちらを!


パタゴニアは移動も含めた旅だと思っていた自分。

実際に移動してみると、パタゴニアって要素が上乗せされている気がする~。

とは言っても、なかなか見ることはないと思うパタゴニア。

ここは素直に車中から撮った写真を載せていこうと思う。


バリローチェ~ボルソン(賑わう観光地)あたり


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目立つ山々を見ながら、僕はビデオ鑑賞(ブラックホークダウン)


夜行明けで朝6:00に目が覚めると、そこは海!


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とは言っても、チリ側で南下していた太平洋沿いではなく、

なんとここは大西洋。遠回りをしているせいで、南米を横断してしもうた・・・。


この大西洋沿いの町コモドロ・リバダビアという全く聞いたことない町で

バスを乗り換える。確かに何もなかった気がする・・・。


朝8:00、再びバスは発車。

最初は海沿いに南下するものの、残りは何の変哲もない同じ景色が続く・・・。


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時折、見る川に、「ん?ん?!」と反応してみるものの、

これはパタゴニアプレミアムなんじゃないかと・・・。


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何もないので、見るべきは空であり雲。

石を投げれば雲を貫通してしまいそうなくらい、

雲が近いのは南米の特徴だけど、パタゴニアの雲は

どこか、パタゴニアらしい雲だったんじゃないだろうか・・・。


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天気も晴れたり、曇ったり、雨が降ったりと、

よく分からんのですわ・・・。

パタゴニアらしい天気とはまさにこんな天気なんだろう。


着いた町、リオガジェゴスも聞いたことない町。そして小さい。

ボリビアで寒さをしのぐために買ったフリースをバッグの底から

引っ張り上げるくらい、夏のこの時期でも風が冷たい。


これもパタゴニアだからだろか・・・、一杯のビールが最高だ。

もちろん、値段もパタゴニア料金なのだが・・・。


アルゼンチンと言ったら牛肉!

これが馬鹿デカイ!パタゴニアだからだろうか?うまく感じるのだ。


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何があっても、何がなくても、ここはパタゴニア。

そう思わせるパタゴニアはやっぱりプレミアムだ。


「俺は今、世界のすごいところにいるんだ」

単純だけど、リオガジェゴスのホテルで地図見てにやけているところです。