なにをどうしたって減るのが腹。
でも腹が減ってくれるおかげで、今の僕は外出という楽しみが増えている。
逆に腹が減らなかったら、昼は洞窟(部屋)に籠るコウモリになっていたに違いない。
昼飯は家からも近く、複数あるフードコートを食べ比べているのだが、
セントラルワールドのフードコートは「ここって本当にタイ?」と思うほど、
僕の予想をはるかに超えてくれた。
と言うのも、このフードコート、日本食村だったのだ。
高校時代によく通ったモーモーパラダイス!
モーパラ以外にもしゃぶしゃぶだけでも3店舗はあったと思う。
焼肉、カレー、寿司、焼き鳥、麺・・・。
ここに来れば、食べたい日本食はなんでも揃っちまうんじゃない?
ほとんどの店舗が日本食で、日本食の大きな存在感を感じずにはいられない。
「どうしてこうも日本食屋が多いのか?」というと、1つは客層だと思う。
海外の日本食屋というと、外国人観光客や日本人の現地駐在員の食事場所
というイメージがあるが、バンコクではどこも地元のタイ人でごった返している。
タイ人にとって日本食は身近な食になりつつある、のだと推測できる。
きっとこれって、「タイが経済的に豊かになって、日本食を食べれるようになった」
と考えるよりは、「自分たちが食べれるように日本食を食文化として取り入れている」
ということのほうが大きいと思うのだ。
なので、値段もタイ人価格に抑えられていて、本場日本よりも安く日本食を
食べることのできる唯一の国がタイなのかもしれない。
あまり食については興味がないので、深くは掘り下げられないのだが、
この前いた南米なんてのは、アジアに比べて、食文化が希薄だった気がする。
「アルゼンチンは牛肉が美味しいよ!」とか、
「チリに行ったら、絶対シーフードだよ!」とか、旅人の中では言われることだが、
それって、単に安くて、ボリュームが多いから話題になるだけのこと。
そんな冷めた見方を更にすると、食文化として味わうようなレベルにはなく、
単純に食材が豊富なだけ、と僕は考えている。
その食材を生かして、独自の食文化を作り上げるという点では、
日本料理、タイ料理、ベトナム料理、もちろん、中華も含めて、
アジアの食文化というのは、本当に豊かだと思う。
今回、大阪から遊びに来てくれた「わんぱくシスターズ」のテンションが最も
上がった時は、ワットポーを見た時でも、王宮でもなく、やっぱり、
タイ料理を食べた時、だったことからしても、アジア=食。
アルゼンチンの安くて分厚い牛肉をもう一度食べに行きたいとは思わないが、
「タイ料理ならまた食べにタイに行きタイ!」となる。
「文明に優劣はあっても、文化に優劣はない」のだが、
それでもアジアの文化ってのは、豊かであり、素晴らしく感じる。





















