テポド~ンがひゅ~んと発射された日、僕はヨーロッパからアジア側へ。


いつまで経ってもアジアの国々が欧州から尊敬されないのは、

経済的に劣ることも理由だが、こうした愚行が多すぎる!


北朝鮮、スリランカ、パキスタン、アフガニスタン、ミャンマー・・・。

こういう国々を見ていると、国を治める政治がいかに重要なのか?

よく分かる。大好きなタイだって、政治は情勢不安定だ。


と、前置きが長くなったが、今日はアジア側のイスタンブールへ。

イスタンブールは黒海とエーゲ海をつなぐボスポラス海峡によって、

ヨーロッパ側とアジア側に分かれているのだ!

「えきぞちっくぅ~!」


ヨーロッパ側のエミノニュ桟橋から船に乗ることになるが、

エミノニュ桟橋からは昨日歩いたヨーロッパ側新市街が一望できる。

ブログでは省略したがガラタ橋にガラタ塔と、イスタンブールを代表する眺めだ。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~


エミノニュ桟橋から船で約20分。

写真左には、アジア大陸最終駅「ハイダルパシャ駅」がもう見えてくる。


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アジア側から15倍ズームでヨーロッパ側を見ると、

巨大モスクだって見えるのだ。(肉眼ではうっすら程度)


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このボスポラス海峡は現在、ボスポラス大橋という吊り橋でも結ばれている。

船以外でも陸路で移動することも可能だが、遠回りな上、渋滞が激しい。


そこでトルコ政府はボスポラス海峡の海底にトンネルを埋め込んで、

地下鉄を走らせてしまう!という一大プロジェクトを進めているのだ。

この看板を見ても、「METRO」しか意味は分からないが、裏は工事現場だ。


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NHKの沸騰都市シリーズでもやっていたが、この超一大プロジェクトには

日本の円借款が活用され、日本の建設会社が担当している。


環境悪化を考え、海底を掘るのではなく、地上で組み立てたトンネルのパッケージを

波が荒いボスポラス海峡に1つずつ、落としていく。

ヨーロッパ側とアジア側、両方から落としていき、最後は誤差なく、ドッキング。

地震国トルコで耐震性を考慮し、こんな芸当ができるのは日本だけなんでしょう。


今はまだ開通していないが、境目評論家、是非、乗ってみたい地下鉄だ。


アジア側のイスタンブールは住居エリアで、一部にショッピング街がある程度で、

特に観光するような所はない。ただ、6年前にはなかったスターバックスも

オープンしていたりと、地下鉄も開通すれば、更なる沸騰エリアになりそうだ。


世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~ 世界一周的人生記~素晴らしきこの地球~



これまた日本の円借款で耐震補強がされたボスポラス大橋へは、

バンコクへ戻る時に再度、6月末に4泊程度滞在するので、そこで拝む予定。

ボスポラス海峡を北上し、ボスポラス大橋の下をくぐって、黒海手前までのクルーズ。


トルコ料理やショッピングも十分に楽しめるが、

地理でこれだけ楽しめる俺はある意味、キモイな・・・。

宿がブルーモスクに近いので、こんな景色もあえて見に行かずとも、

晩飯食って、戻りがてらに見ることができる。


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イスタンブールへ着いた早朝に見た日の出が燃えるように赤かったのが

印象的だったのだが、この時期は夕日も毎日のようにくっきりと見える。


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今日は新市街を歩き、旧市街に戻ってからはグランバザールなどの

観光ポイントを巡ったが、僕の記憶に残る景色は、

やっぱりスルタンアフメットになってしまうのだ。

北朝鮮による人工衛星発射に振り回されたここ数週間。

発射期間初日の今日4日には、日本政府が発射誤報道・・・。

まだ終わってないけど、今日まで一体、どんだけ振り回されてんねん・・・。


PAC3なんていうガンダムで言えば、「ガンタンク」レベルの装備で、

ミサイルを打ち落とせるとも思えないし・・・。


例えば、今回、打ち上げがなかったとしても、

毎年のように人工衛星を打ち上げる、なんていう発言を北がすれば、

また同じような右往左往が繰り返されるのだろうか?

これに対応する軍事費用も馬鹿にならないと思うし・・・。


米国なんて、本心は「北が発射して日本に落ちてほしい」、

なんて思っているんじゃないの?


その場合は、国連安保理待たずに、日米同盟による軍事力行使。

その後、政権を討伐し、イラクのように北朝鮮を民主化させる。


以前にブログで、「6カ国協議の枠組みが壊れた場合、戦争もあり得る」

と書いたけど、今回のミサイルの件は、もしかしたらそこまで行く危険もはらんでいる。


その時に書いたことは、確か、北朝鮮の3つの民主化プロセス。


・ベトナム型(革命軍の蜂起により政権崩壊)

・イラク型(外国による軍事行使による政権崩壊)

・話し合い(まずあり得そうにもない・・・)


この中でイラク型が最も確率高くなってしまっているが、

「戦争はするなよ!」と声高に言いたい。


ただ、ミサイルが撃ち込まれて、何も軍事行動を起こさないってのも、

通常あるのだろうか?逆に、打ちこまれて何もしないことが、

国際社会に脅威を与え続ける北朝鮮問題の解決(話し合いによる民主化)に

つながるのだろうか?


アジアで見てきた多くの戦争の爪痕。

絶対、戦争をしてはいけない。無実の人を殺してはいけない。

日本の過去の反省も踏まえ、何度もそう思った。


でも、「まさに今、日本がやられたら?」と考える局面にある。


このような問題が懸念される場合、全てのシナリオを既に想定していると思う。

「発射された場合は適切に行動する」というオバマ大統領の心意は?


僕がオバマ大統領であり、麻生総理だったら・・・?と想像してみる。


人的な被害の規模にもよるが、一度でも国際社会に恐怖と被害を与えた罪は重い。

無実の人を殺してはいけないと思っていても、

米国や韓国と軍事行使のボタンを押してしまうと思う。

きっと世論も「この際、北朝鮮をやってしまえ!」って流れると思う。


正確に言うと、決断のできない僕は米国に言われ、世論に言われ、

ボタンを押さざるを得ない状況になると思う。


「こんなボタンを押すか?押さないか?」を常に考えている国のトップは

もはや人間以上の力を持っているとしか言いようがない。


朝食後にブログを書きながら、「今、爽快にウンコを出してくるべきか?」

「書き終えるまでは黄門様を締めるか?」で悩む僕とはレベルが違う。


自分なりに今後のいくつかのシミュレーションをしつつ、この後、国際社会が

実際にはどう動くのか?を注視していきたい。


もちろん、僕個人は和平プロセスしか望まない。

2003年のGWに来ているここイスタンブール。


前回は元会社の同期で、海外旅行の部門に勤める女性に、

「イスタンブール往復3万円チケットあるけど、行かない?」

とそそのかされ、予定していたマレー半島の旅のチケットを急遽、

手数料3万円を支払ってキャンセル。イスタンブールに来たことを思い出す。

当時は9.11のテロ、隣国イラクでのイラク戦争の影響で

トルコへの旅客が激減しており、一部チケットが大暴落していたのだ。


旅慣れた彼女が手配していた宿は初の日本人宿ドミトリー!

暗さ、狭さ、汚さ・・・、そして初めて見た日本人沈没者・・・。


申し訳ないとも思わず、僕は2日目の朝に彼女を残し、

スルタンアフメットのUS25$程度のホテルに逃げ出したことが懐かしい!


そんなスルタンアフメットの好きな景色が路面電車。

お子さんにも分かりやすく言うと、「チンチン電車」だ。

狭いこまごまとした街にはこういった路面電車がよく似合うし便利。


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路面電車の路線上には多くの商店が集まるが、

6年前の記憶よりも町がツーリスティクに変わり、綺麗になっている気がした。


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ただ、僕の想像上に物価が高くなっており、おそらくここはトルコ物価最高値。

当時は150000リラ=100円てな感じで、0の数を数えるのにやたら時間がかかっており、

かつ、詐欺の温床にもなっていたが、数年前にトルコ政府はデノミを行っており、

現在は分かりやすくなっている。


ちなみに外貨投資でよく話題になる超高金利通貨「トルコリラ」であるが、

1年前は1トルコリラ=100円を超えていたと思うが、現在は60円程度と価値半減・・・。


ただ、物価はここ数年上がっているのでしょう、

6年前はケバブとお気に入りのオレンジジュースを頼んで200円程度だったと思うが、

先ほど、スルタンアメフット中心地で同じメニューを試したところ、500円超。


僕が6年前に泊まったホテルもUS25$が、現在は40ユーロと2倍になっており、

かつ、EUへの接近によって、価格表示も「$→ユーロ」と変わっている。


物価高の進行と観光地化が重なって、もはや庶民的な価格ではないのかな?

物価と通貨の変動、人口が増え続け、沸騰する新興都市の一面を垣間見れる。


沸騰して変わっているものも多々あるのだが、そう言えば、

変わっていないシーンもあった。


トル子の笑顔と挨拶。


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6年前も広場を歩いていたら遠くから10人程度がダッシュしてきて、囲まれたが経験があるが、

今回もアヤソフィアの入口で、トル子の挨拶攻め、笑顔攻めにあった。

「俺も無邪気な子供に戻りたいよぉ~」


そのすぐ近くでは、大人が「コンニチワ!、ワタシガイドジャナイデス」

嘘を付いてくるが、こんな大人にはなるなよ!


目を奪われてしまうくらいにかわいいトル子がいたので、ちょっと話をしていると、

後ろから何やら異様な気配を感じた・・・。


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「カムサハムニダー!」


人がせっかく子供とおしゃべりしているのに、「あらあら、かわいいわね」

って感じで、断りもなく、いきなり割り込んできやがる・・・パンチ!


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「カムサハムニダー!」


挙句の果てには、僕を押しのけて記念写真まで撮っている始末には

さすがに苦笑いするしかなかったが、これもいつもと変わらないシーンだ。


綺麗な広場からオスマン帝国時代のブルーモスク

(正式名称:スルタンアメフトジャミー)を眺め、


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振り返ると、ローマ帝国占領時代のアヤソフィアが赤ソフィアのごとく仁王立ち。


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東はロシア帝国、西はローマ帝国と闘った強国オスマン帝国の象徴だ。


ここはヨーロッパとアジアの架け橋であると同時に、

ユーラシア大陸の中心かもしれないな・・・。


ユーラシアの最西端と最東端から出発した旅人がここで出会う。

フィレンチェのクーポラ以上に、ロマンティックな出会いだ。

「飛んでイスタンブウ~ルゥ~」と歌うこと10時間ジャスト。

トルコのイスタンブールへ到着。


欧州編のスタート地点としてここを選んだのは、2度目でも行きたい!と思ったから、

ってことと、イスタンブールこそ、ヨーロッパの最東端と考えているから。


実際にイスタンブールという都市はヨーロッパ側の町とアジア側の町に分かれている。

境目評論家としては、世界一、見てみたいエキゾチックな境目であり、

6年前に訪れているものの、今回もブログで書けるように行ってこようと思う。


トルコと言う国ほど、地政学的に興味深い国はないと思う。

上記の理由により、トルコはヨーロッパとアジアの懸け橋と言われているが、

領土の90%以上はアジア側に属する領土だ。


東端ではイラクやイラン、ジョージアなど、最近、話題に事欠かない

危なっかしい国々と国境を接しており、特にクルド問題は深刻だ。


そんな中、僕はイスタンブールのヨーロッパ側の町、スルタンアフメット地区にいる。

ヨーロッパ側にこれらの繁栄している地区がいくつかあることで、

トルコはEU加盟を切望している。


近年、旧ソ連諸国を巻き込み、拡大を続けるEUであるが、東方拡大はどこまでか?

宗教の違いが心理的に難しい問題になっているが、きっとEUは了承するはず。

人口7000万人以上の大国を経済圏として取り込むメリットは大きい。


宿の屋上からは「深夜特急」でも強烈に描かれている「ブルーモスク」の上部が見える。

宿を出て、2分歩けば、早朝まだ誰もいないブルーモスクを占領できる。


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4月とはいえ、まだひんやりした空気が漂うが、僕の気持ちはエキゾチックに燃え始めている。


エキサイティング!でも、ワンダフル!でも、ビューティフル!でもない。

エキゾチック!って言葉がよく似合うイスタンブールだ。