2018年4月に、12年目にして初めて当社の経営基本方針をまとめました。創業してからの10年は、手探りで、ひたすら数字をあげていくことを目標に経営をしてきましたが、振り返ると、今の結果が残っているのは、実は数字を追いかけたためではない、ということをいまさら気づきました。

では、なにが当社の業績を良くしていたのか?それは「会社にこんなしくみがあったらおもしろいな」とか「こんな仕組みがあったら皆も喜ぶな」とか、会社自体をより良くしようと改善や工夫を重ねた結果なのだと思います。それをコツコツやった結果業績がついてきた、というのが実際なのだと思いました。

そこに気づいたため、これからの経営方針は、数字ではなく、「こんな会社になろう」という会社のあるべき姿を追い求めていくことにしました。そして「こんな会社になりたい」という項目を10か条にしてまとめました。

 

この「なりたい会社」は、社員側から見た会社像と、会社側から見た会社像を5か条ずつ交互に並べています。当社はこの先これから掲げる10か条の「こんな会社」になることを最重要視して、経営を進めていきます。

経営基本方針① 「社員が大切にされる会社」になろう

当社は社員のキャリア、社員の人生を最大限尊重します。当社で働く皆さんは、当社でスキル・経験を磨いた上で、やりたいことを持っていると思います。会社はそれを全力で応援したいと考えています。
応援は、時には厳しい指摘もあるかもしれません。でもその人にとって、その選択がその時点で正しいことなのか、その助言をしてあげなければ、全力での応援にはならないと考えています。ですので「何でもOKだよ」ではなくて「今やるならいいと思うよ」「いまはやめたほうがいい」ということも含めて話をしながら、皆さんのキャリア・人生を応援していきたいと考えています。


経営基本方針② 「人に感謝をされる会社」になろう

当社の経営理念を考えたときにも書いています。どうしたら人は幸せになれるのだろうか? そのひとつの解が、「人に感謝をされること」。会社も同じです。人に感謝をされる会社が幸せになり、成功を収めます。当社が幸せになるためには、当社以外の人を幸せにすることが大切です。そのための活動は、何も社会貢献活動と銘打つこともありません。席を譲るとか、困っている人を助けてあげるとか、ゴミを拾うとか。そんな小さな行動でも感謝されるのです。周りの人に「ありがとう」と言われるように、同様に「ありがとう」と言えるように。
人に感謝をされながら、人に感謝をしながら、私たちは、幸せになっていきます。

 


今回から新しく定めた経営基本方針を、不定期に、解説していきたいと思います。

「社員が大切にされる会社」「人に感謝をされる会社」になろう

 

 

雑誌『経済界』に「2019年注目企業」として掲載されました。

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