今月はジューンブライドに託つけて、back numberの素敵なラブソングを書きたかったのに残り一週間になってしまいました

あと2、3曲いきたかったのに、、

というワケで、結婚式に使うならコレは絶対外せないであろうと思う曲の紹介です

back numberの『手紙』

2015.8.12リリース

アルバム『シャンデリア』にも収録

 

以前のブログで『ささえる人の歌』という曲を紹介しましたが、それから約3年後にNTTドコモのタイアップを受けて、両親へのラブソングとしてこの『手紙』がリリースされました

 

(『ささえる人の歌』を知らない方は参考までにどうぞ↓)

 

『手紙』

       

嬉しい事があった時に
誰かに言いたくなるのは
自分よりも喜んでくれる人に
育ててもらったからなんだろうな

身体がだるくなった時は
確か生姜とハチミツで
口うるさくて嫌でも思い出すよ
離れていても守られているんだ

あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう

思い上がって街を出て
思い知った挙句 途方に暮れて
追い越していく人を恨んでみたりして
それでもいつか自分の事
誇れるように そしてその時は
誇らしく思ってもらえるように

膝すりむいて帰った日は
なぜか僕より痛そうで
そんな記憶が形を変え今も
離れていても守られているんだ

あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう

ちゃんと返したい事
いつか歌にしよう

 

このMV泣けてくるんですよね汗

 

『ささえる人の歌』ではあまりの照れ臭くささに、ささえる側から描いたそうですが、『手紙』もなかなかに照れてますよ🤭

でも、いい親子関係だなぁって思いました

だからこんなにも素敵な曲が描けるんですね✨

 

リリース当時のインタビューです

"清水 なんなら「寿(ドラム)が歌詞を書いたってことでいいや」って思うくらい恥ずかしいんですよ。

──やっぱり照れちゃうんですね、こういう歌詞は

清水 そうですね。

新しい音源ができると、わりとすぐに親に渡したりするんですよ。

実家に帰ったときも「聴いてよ!」みたいな感じだし、曲を聴きながら親父と酒を飲むこともあるんですけど、今回の曲に関してはダメですね。

CMを観てもらったり、CDを自分で買っていただこうかなって。

なんていうか、今までずっと"ここには愛がないから……"みたいなことを歌ってきたわけじゃないですか、俺らは。

そういう歌を肩が壊れるまでリスナーに向かって投げ続ける、みたいなスタイルでやってきたんですけど、「手紙」はもっとシレッと届いてほしいというところがあって。

そういう意味では、今までとはちょっと違うんですよね。

今まではインタビューとかで「この曲を聴いて、どんな気持ちになってほしいですか?」と聞かれるたびに困ってたりしてたんですけど、「手紙」の場合はその人の親のことを思ってほしいんですよ。

そう思ってもらわないとこの歌を作った意味がないので。

──聴いた人が自分と親との関係に思いを馳せるような曲になってほしい、と。

清水 半分フィクション、半分ノンフィクションみたいな感じになってほしいんですよね。

完全にノンフィクションだったら「歌にしないで、自分の親に手紙を書けば?」ってことですから。

ただ、僕も30歳を越えて、親も年を取ってきてるのは確かで。

幸いにも今は両親とも元気ですけど、永遠に生きているわけではないですからね。

周りを見ても同い年のヤツが死んでしまったり、他人事だと思っていたことがどうやら自分にも起こり得るってことがわかってきて「最終的には俺も死ぬんだな」みたいなことも少しずつ現実的になってくるんですよ。

そうすると「じゃあ、ここからどう生きようか?」と考えたりもするんですよね。

「手紙」の中で「愛されている事にちゃんと気付いている」と歌えたのは、いろんな現実を自分の目でちゃんと見ようとしているというか、気持ちの変化の表れなのかなっていう気はしています。"

 

私も親には照れがどうしてもあって、それこそ披露宴の親への感謝の言葉を省こうかと思ったくらいです(^^;)

結婚式前日にヘラヘラしながらも「長いことお世話になりました」と正座して言えたので、読むか読まないかは直前に考えるとして夜中に手紙を書くことにしたんです

書き始めるとやっぱり色んな想いが溢れてきて泣きながら書き加えたり消したりと相当時間かけた記憶があります

そして当日の朝、めちゃくちゃ寝坊したんですガーン

大慌てで下の階に降りて行くと両親が涼し気な顔して正装していて、

「こんな日にまで寝坊か??」と面白がる父

「ちょっと!なんで起こしてくんないのさむかっ」と私

八つ当たりの言葉を吐きながら(笑)バタバタと用意して式場へと向かいました

披露宴や二次会で友人や同僚に「寝坊したんだって? お母さん楽しそうに話してたよ」なんて笑われもしましたが…

今となっては、両親が笑っていて、私も神妙な面持ちで嫁入り前の時間を過ごさないのも自分らしくてそれはそれで良かったな思っています

その日に読んで渡した両親への感謝の手紙は、仏壇の引き出しに仕舞ってあったので、母の棺に入れて向こうの世界に持って行ってもらいました

 

"そんな記憶が形を変え今も
離れていても守られているんだ"

 

この『手紙』は昨年は聴けない曲だったんですが、このブログを書きながら両親への手紙の記憶から笑えるエピソードを思い出すことが出来て、ようやく聴き入れられる曲に変わったような気がしてますキラキラおねがい

 

 

最後に、手紙のインタビューを探す中で見つけた2015年の夏フェス記事です

なんか自分のブログに残したいなぁと思いました

「日頃はいろいろと面倒くさいことも大変なところもあると思うけど、いい思い出が僕らの生きていく上で糧になると思うんで。

この夏全部、いい思い出にしてください」