輪るピングドラム 感想 ゆるーく考察 | プライベートのブログ

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※大いにネタバレを含みますので最後まで作品を見た人のみお楽しみいただけると思います。
あくまでも私なりの解釈で正解はないと考えております。ご了承ください。


きっかけ。
YouTube見てたらおすすめに「廻るピングドラム 」が出てきて、みたらハマってしまいました。

独特な世界観。幾原邦彦監督のなせる技。

これぞ、
『天才の描いた作品!!』って感じがしました。

今まで見てきたアニメ数ある中で、
今までで1番すごい作品だなって思いました。

まさかコレだけたくさんの名作を見てきて、
まだこんな神作品があったとは…思わなかった…

好きな人は沼にハマる作品ですね。

空想と現実のコントラストが見事でした。
残虐で悲惨なシーンをあえて架空で表現する比喩。まるで文学作品のよう。


てか、文学作品が全体的に散りばめられていましたね!笑
宮沢賢治の銀河鉄道の夜。村上春樹の作品。


考察とは。
色んな人の考察を見てみたけど、
やっぱり難しすぎてよくわかんない!ってなりましたね。
みんな考えすぎじゃない?もっとラフに考えてこうよ!って思いました。笑

そもそもアニメってめっちゃ考えながら見るものでもないので、その人が感じとったり、考えたものがあるのならばそれで良いのではないか?
という結論に行き着きました。

それぞれがそれぞれの思いで、完結。
それでいいじゃん!って思います。



本当の真実を知ってるのは監督のみ…
ぶっちゃけると、監督に根掘り葉掘り話してほしい!!って思っちゃいました!笑😅
でも、監督自身がメディアで全部話さないのはやはり、視聴者にそれぞれの解釈を持ってほしいと思ってるのかな?って思いました。



最終回まで見て思った事。
結果論は幸せな終わり方。でしたが、
やっぱ悲しい!!!!って気持ちが強いですね。
てか、ウテナと同じ展開で終わるとは思いませんでした!!!😧😮😦😯🤭

冠葉と晶馬がこの世界から、ガラスが割れる、炎に燃えて死ぬ…
そして、本人たちのことは誰も覚えてない。

この事実は普通の死よりも残酷だと思います。
自分たちが16年間?生きてた証が1つもない…
これが運命ならばとても辛いなんのために生きたんだよ!!ってなりますよね😢

しかし、ラストのシーン1話目と同じように男の子が2人通ります。
それが、冠葉と晶馬になっているのです。
そして苹果の話をしています🍎
宮沢賢治の銀河鉄道の夜のお話ですね。

むしろ、ここからが始まり。

私の解釈、
最終回の後の展開について。
しがらみがなくなった、小学生として生きてる晶馬と冠葉が、
また、この運命の乗り換えをした新しい世界で、
高校生の荻野目苹果ちゃんと、陽毬と出会って、
数年後、恋をして、輪を繋ぐのかな〜なんて思いますね!!
むしろそうあってくれ!!そして結婚して欲しい!!
とにかく私としては、みんな幸せになってくれ!!!😭💕

んで、この展開は重なる点共通点があるからこうなるのでは?って思ったんですよね!

それは、苹果が多蕗を好きになって、ももかになろうと思った小学生の頃、多蕗は高校生。
同じだからです。

今回は家族でもなんでもないから、付き合えるし、結婚できる!!
まぁ、年齢差がネックだけどね!笑

それが結果、荻野目苹果の運命ってやつなのかな?
と思ったらロマンチックだなぁ〜。


最後の苹果ちゃんが炎で燃え、🍎🔥
晶馬が苹果に「愛してる」って言って火が乗り移ったシーン、
苹果はずーっと自分が愛するばかりで、
本当は誰かに愛されたかった。
それがやっと叶ったんだな。って思いましたね。


1995年3月20日、ももかは死に、苹果、晶馬、冠葉、真砂子が生まれ、事件が起こった日、
これが、終わりであり、始まり、運命だったんでしょうね。それが、選ばれた理由。


ちなみに、多蕗桂樹、時籠ゆり、という名前は、
南極地域観測隊の犬、タロ、ジロが由来なのでは?と言われてます。確かにそう読めますよね!^_^

また、第1話では、ゴミ箱の中🗑からペンギンが3匹顔を覗かせるシーンがあるのですが、
その時から彼らの運命は決まっていた。と言われています。
それは、ゴミ箱の表記に燃えるゴミ、燃えなゴミ、資源ゴミと書かれており、
それぞれのペンギンが入ってる場所が最後の死に方と一致するという、なんとも恐ろしい演出……😨

ちなみに、「苹果」という表記は中国語表記漢字らしく、発音は「ピングォ」らしいです。🍎
(Wikipediaより)


見方。
人によっては、1回じゃ理解できなかった。
だから2週目みる!!
って人もいるみたいですが、
私は他人の考察とかも見たのでなんとなーくわかったような気がしてます。

見るのは一度きりにして、
また内容を忘れた頃に見たい!
さらに大人になって見たとき違う見方が出来るのかな?(ジブリ作品みたいに)
なんて、そんな気がしてます。

メジャーアニメを小学生の頃全部見たんですが、
大人になって見返すとすげー考え方が変わったんですよね。
昔はとしくんなんでこんな怒ってるの?って思ってたけど、今見たら確実に吾郎が悪いじゃん、笑
っとかね!笑

そんな感じです。


まだ、語りたい部分はあるのですが、
まぁーこの辺にしときますか!
 

さまざまな事件。
24話の中で、一人一人に焦点を当てた話、現実の悲しいの事件、ストーカー、児童虐待、ジェンダー、家族愛、文学、事件の加害者家族の苦しみ、過去の呪縛、運命、色んなものが詰め込まれていて、
すごい作品でした……


実は少女革命ウテナも全話みて、映画版も見たので、廻るピングドラム と比較した見たら新たな発見があったり…
また、別のウテナ編を書きます

私なりの解釈 (終)


私の感想。
テーマが、それぞれの自己犠牲だと思うんですね。

私も自己犠牲をする、タイプの人間です。

それを客観視して思ったのが、
自分が犠牲になって、誰かが幸せになったとしても。結局それは自分のエゴであり、

自分を悲しむ誰かがいてくれるんだなって思えた。

だから人は、というより自分も、
もっとわがままで本能的に心のままに行動してもいいのかなって思えた。

自分で自分の気持ちをもっと大切にしてあげたらよかったなー

それを自分で否定するのは勿体ないなー
って考え方が変わりました。

私の考え方や価値観、生き方の見直しまで
影響を与えてくれた『廻るピングドラム』という作品には本当に巡り会えて良かった。

ありがとう。^_^