走り出したら止められない「学校」と言う名の感動地獄 | 脳内出血を越えたら癌だってよ

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脳内出血を超えたらガン発症ステージ4!
生存目標 2023年6月1日

※連日の長文で申し訳ありません

昨日のピラミッドの事がニュースで報じられたようだ
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20150930/5300581.html

既にYoutubeの元動画は消されているけれど、別の角度から写したものなどからみて同じ事故の映像だと思う

勉強不足を恥じるばかりだが、既に組体操での死亡事故も重大な麻痺につながる事故も起きているそうだ。

それでも危険な組体操が続き、しかも見栄えがするように演目の巨大化が続く理由は、動画にも有ったように組体操が与えてくれる「感動」に、行う側と見る側の大きな期待が有るからだと思う

学校教育には「感動」を与える要素は非常に大切なんだけど、その快感を味わってしまうと、続く者が止めようとしたり縮小しようとすることを拒むような風土が有る

一時期
「健康のためなら死んでもいい」
という健康志向を揶揄したフレーズが有ったけれど、その例に倣うならば
「感動のためなら、死んでもいい」
というところか。

詳細には書けなくて歯がゆいのだが、以前ある校外行事でスケジュールの変更が問題になったことが有る
学校だけでは自然条件の判断が難しい場面が有ったので、事前に複数の専門家にガイドをお願いしていたのだが、出発前の早朝になってガイドから天候急変を懸念した予定変更を打診されたのだ。

検討会議の中で専門家が自分たちの経験から変更を求めているのだから、止めるべきだと決断したのだが、案の定他の職員から反対意見が相次いだ。

「せっかくここまで来たのだから」
「同じような状況でも大丈夫だった」
「ぜひ子供達にはこの経験をさせたい」

など。

結局、行事の責任者と言う立場jから、押し切ってスケジュールを変更した。
賛成少数
民主的じゃないって?
でも、その時、ガイドたちは皆ほっとした表情を浮かべていたのを覚えている。

だけど、幸いと言うか残念ながらと言うか、心配された天候の急変は起こらずに、その日の反省会では不満の声が渦巻いた

その後、友人から、同様の事態で強行して
「死ぬかと思った」
という話を聞いて、やはり危険な方に決断しなくて良かったと思ったものだ。


学校での行事で一番大事なことは、何も問題なく子供たちを家庭に返すことではないのか?
そこを蔑ろにして、「受け継いできた伝統」だの「大きな感動」だの「他では味わえない経験」だのを持ち出すなど、本末転倒なおかしな話だ。