近くの小学校でも、練習が本格的に始まって、子供たちの声や、指導に当たる先生方の声が聞こえてくる。
その中で、「最後まで!!」なんて声がかかる競技がある。
短距離走。
いわゆる、「駆けっこ」。

低学年では40mか50m。中学年で80mくらい。高学年になると100mが相場か。
もう高学年の男子なんかになると体も大きくなるし、スピードもつくから、直線で距離を取れないコースなんかだとカーブを曲がりきれずに吹っ飛ぶ子が出ることもある。
そんな短距離走だけど、指導するほうが「最後まで!!」なんて声をかけるのは、ゴールラインをトップスピードで走り抜けさせるため。
そのために、わざわざゴールラインよりも遠くにもう一本ラインを引いて、「ここまで思いっきり走ること」と指示することさえある。
ところが、練習で思いっきり走るように指導していても、当日の障害になるのが「パパらっち」
自分の子供がゴールするところを、真正面から大きく撮るために、ゴールライン直後に三脚を立ててカメラをセットしていたりする。
Σ(=°ω°=;ノ)ノ
カメラのコマーシャルなら、本当のプロが超望遠レンズで、離れたところから撮るんだろうけれど、同じことを素人がやろうとするのが無理な話。
子供としては、ただでさえ緊張するレースなのに、ゴール直後に人やカメラがひしめいていたんじゃ、まともに走ることなんかできはしない。
本気で走り抜けたら、人や機材に激突して大惨事だ。
ひどい「パパらっち」になると、ゴールした子を呼んで、記念撮影してたりする。
まだ、レース続いてますけど・・・・・
\(*`∧´)/
学校側も、スズランテープで仕切ったり、立ち入り禁止のラインを引いたり、放送したりしてるけど、性質の悪い「パパらっち」には通じない。
複数形の「パパらっちーズ」になっちゃうと、お互いに競争するのか、場所の取り合いから始まって、友達同士での撮影会とか、もう、
「モンスターペアレンツ HP=∞」
運動会って、地域のお祭りの要素や、親同士の親睦を深める効果もあるけれど、無法地帯には、なってほしくない。
いいカメラやビデオを活用したい気持ちはわかるけど、お楽しみは、ほどほどにしませんか?。
☆-( ^-゚)v
怪我人が出てからじゃ、遅いよ。
運動会の楽しさも掛けるゼロだ。
