詩人西條八十(さいじょう やそ)の有名な詩である。
と言うよりも、僕たちの世代では、森村誠一原作の「人間の証明」に出てくる詩といったほうがいい。
刑事役の松田優作の、この詩の朗読は、この映画の象徴。
日本中に、この冒頭の「母さん。僕のあの○○」という言葉が溢れた。批判する人も沢山いたけどね。
日本は、「戦後」だったんだなと思わせる作品。
そのころ、高校生だったんだが、生物Iで、血液型のことを学んでいた。
自分の血液型を知らなかったオイラは、先生の薦めもあって、学校そばの病院で血液型を調べてもらうことにした。
応対してくれたのは、若い看護師さん二人。



学校では、「耳たぶから何滴か血を採るだけだし、お金なんか何百円かだよ」と聞かされていたのに、看護師さんはオイラを台に縛り付けると、じゃなくて、オイラの腕をゴムで縛り付けると、血を抜き始めた。

もちろん、看護師さんなんか眺めてる余裕は無い。
話違うし。

おいら達二人の生き血を抜き終えた看護師さん二人は、その注射器を見比べながら、
「かあさん。僕のあの血液、どうしたでせうね・・・」
と言い合ってキャハキャハ笑ったのだ。
鬼!( ̄∩ ̄#

結局、ABO式とRh式だけ調べて1000円くらい取られてしまった。
「先生。僕のあの千円。どうしたでせうね?。あれは大切な千円でしたよ」


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