友人の兄が海に遊びに行ったときの話だ。
何だか、少し離れた浜辺がざわついている。
何かと思ったら、溺者が引き上げられたらしい。
「誰か、人工呼吸できる人いない!?」
友人の兄は、少しばかり人工呼吸の心得があったので、すぐに手を挙げた。
「あ、俺、人工呼吸できます!!」
人だかリがサッと道を開け、砂浜に引き上げられた溺者への道ができる。
ところが、友人の兄は、そこで足が止まってしまった。
練習したときとは、全く異なる情景だったからだ。
顔色は土気色で、半開きになった口からは細かな泡が吹き出している。
周りでは、いつになったら彼が人工呼吸を始めるのかと固唾を呑んで見守っている。
一旦は教わったとおり、人工呼吸ができる場所に位置を決めたものの、
「もう、死んでる」
そう、思ったらしい。
「すいません。やっぱり、できません」
そう言って、立ち去ったそうだ。
その話を聞いて思った。
オイラでも、やっぱり無理だっただろうな。
「救急隊が来るまで、休みなく、CPRを続けること」
なんて言うけれど。
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