他人や初対面の人とすぐ目の前で喋ったり、

何かを訊ねたりする際に、


人には

「自分の周りにある種のプライベートな空間を作り、

他人と距離を取る」


ということを自然とやっている。


もちろん家族だの恋人同士という関係なら別で、

顔と顔がくっつくほどの距離で喋っても平気なのだが、

他人とは「普通の感覚を持つ人であれば」

必ずある程度の距離を取って

離れてしゃべるはずである。


特に私、

他人と至近距離に近づくのは本当に苦手。


なんかの心理学だかで読んだが、

3m以上だと他人、

1m以内で友人、

それ以下になると恋人かまたは家族でなければ

人が自分に近寄ることを自然と身体が拒否し、

近づかれたら後ろに下がってしまうのが

普通の感覚なのだ。


みなさんだって職場の上司と飲んでる時より

親しい同僚の方が隣り合わせに座っても

居心地が悪く感じないと思うし、


恋人となら絶対に嬉しいはずの

バーなどのカウンターでの横並びの席。


知り合ったばかりの友達と

横にならんだ席でまじまじと目を見合って

50センチくらいの至近距離で話すのは

絶対に違和感を感じるはずだ。




先日、ある家電量販店でアイロンを買おうとしたら、

そこの担当店員が必要以上に私の目の前に近づき、


本当に何かの歌のセリフじゃないが

「息がかかるほど~そばにいて欲しい~♪」


っていうくらいものすごい至近距離で説明してきやがった。



そんなに顔を目の前に近づけられたら

ろくに説明も頭に入ってこないし、

それこそそいつの息がかかってこないように

こっちは必死で遠ざかろうとしているのに

私が後ずさりすればするだけ

その女は近寄ってくるではないか。


こういうのは本当に困る。


そこは誰もが知っている大手のBカメラなので、

少しそういう教育もするべきじゃないのか?

店員と客だって他人同士なのだから、

最低限の距離というものをやぶってしまったら

中には私のように不快感を感じる人だっているからだ。


やたらと近づけば心を許して

買ってくれると思うのは大間違いだ。



今日は銀行で同じことがあった。

ちょっとしたことで説明を聞いたら、

それを受けた行員が

これまた恐ろしく顔を近づけて話し掛けてくる。


これで相手に口臭があったりしたら

最悪の最悪なのであるが、

幸い彼女は臭くはなかったのだが

それにしても

私の顔との距離は恐らく15センチあるかないか。


これから私とキスでもしようってのか!!??

っていう近寄り方で、

私は思わず結構あからさまに彼女を避けてしまった。


しかし彼女はそれが癖らしく、

全く動じずに私が避けた分だけ近寄ってくる・・・


うううう。

こういうときどーすりゃいいんでしょうね。

もうひたすら説明をはしょって

「わかりました、もういいです」って感じに

尻尾を巻いて逃げる他に手は無い。


私はろくすっぽ説明を聞くことすら出来ず

彼女から逃れたいと思うだけで精一杯だった・・・



そういう

「普通なら絶対に常識としてわかっているはず」


のことが出来ない人って、いるもんだなーと

変に感心してしまったよ・・・



それにしてもそれ、

多分毎日彼女達は繰り返しているわけだから


誰か教えてやれよ・・・