
「風土と意識と言葉の感性がしっかり結びついた母国語を持つ国」の言葉、日本語の美しさがこの本のキーワードである。
何千年も同一民族が続き、母語が維持されている国は少ない。島国の「日本」と「イギリス」が奇跡的にその恩恵を受けている。
両国ともファンタジー大国。神の住む国と妖精の住む国。
日本人は日本語を聞く際、話す人の発音の感情に共鳴している。
すべての子音を母音とともに発音し、母音の響きでニュアンスを伝え合う。
母音を主体に音声認識する言葉は世界的にみて日本語とポリネシア語のみである。
日本語は稀有な言語であり、その他はすべて子音主体で音声を認識している。
語感研究というアプローチから日本語を見れば「日本人にだけ見えるもの」は歴然と存在している。
言葉は脳の認知構造の根幹を握っている。
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このように考えると、確かに日本人は日本語で考えている。
日本語には擬音が多く、ニュアンスを伝える形容詞が無限にある。
そして、姿勢がよくて母音を響かせる女性の声はすばらしい。
ほとんどの人がその魅力に気付いていないのではないか?
録音では絶対わからない、その母音の響きに。