友人のご住職から興味深い話を聴きました。
あるアラフォーの女性。
独身キャリアウーマンとしてバリバリ働き、
社内でも重要なポストに就いていたそうです。
ですが、ある時から不思議な現象が。
夜中に聞こえてくるラップ音…
目覚めると白装束の見知らぬ人が…
心身ともに不調をきたし、医療機関を受診。
いろんな病院を転々としたそうですが、
症状は改善せず、現在は仕事を休職して静養中。
ご住職はライフワークとして、
心に問題を抱えた人たちを救う活動をしています。
その噂を聞きつけ、藁にもすがる思いで、
東京から相談に訪れたそうです。
ご住職がすることといえば「話を聴くこと」、
そして「座禅」です。
座禅を組み、わき上がってくる感情を受けとめ、
呼気とともに体外に吐きだす。
たったこれだけのことで、症状がずいぶんと改善し、
感謝されてお帰りになったそうです。
その後、ラップ音を合図に座禅を繰り返していたら、
全く聞こえなくなったとのこと。
医者でも治せなかった病がいとも簡単に。
まさに東洋思想、畏るべし!
この出来事から学べることは、
感情をそのまま受けとめることの大切さ。
とかく人間は悪い感情を内にため込み、
自らその文脈を広げては自己嫌悪に陥ります。
そうではなく、素直に受け止めて外に出してやる。
泣くから悲しくなるように、心と体は連動しています。
座禅という所作が、心の掃除に適しているのでしょう。
それにしても、人間の想像力はなんてすごいんだ!
先の女性のように、望まないものを創りだしてしまう。
ひょっとしたら、眼前に広がっている世界は、
私が想像した私だけの世界ではないだろうか。
望まないものを創りだせるのであれば、
望むものだって創りだせる!
その力を利用しない手はない。
大いに妄想していきたい今日この頃。
【心がふるえたこと】
そういえば、あのCDはどこに?
つい最近買ったCDが見つかりません。
記憶をたどって、どれだけ探しても…
いやぁ、心がふるえましたよ…
最初からなかったと思い込みましょう!
CD1枚の値段で人生が囚われるはもったいない!