このDVDは2枚組みで6時間を越えている。


スタジオジブリのスタッフと監督の日々のワーキングスタイル


を流すだけのDVDではけっしてないのだが、


つよく印象にのこるのは、 季節ごとの監督の仕事風景だ。



春夏秋冬、 すべて机に向かって、黙々と絵を描いている。


1年をとおして変わっているのは服だけだった。


姿勢も変わらない。


煙草をすっていたりいなかったりていどの違いしかない。


同じ格好で、延々と絵を描き続けている。


手はすでに腱鞘炎になっている。


筆圧が弱いようで、特注の紙を使っている。



そういうシーンを最初のほうで見せられてしまうので、


見るほうも、たとえ6時間を超えようとも、


苦行に耐えるように なんとかがんばってみてしまうのである。



しかも、僕は2回、通しでみた。


先週末は、仕事のあいだに3回目をみはじめた。



水曜どうでしょうDVDしかり、もののけ姫しかり、


一見人が真似できないと思う、すばらしいコンテンツというのは、


細部の補強にこだわりと多くの時間をさくがゆえに


結果として、人が真似できないようなコンテンツに しあがっていくのだろうか?



この2つの作品は、時代を超えてほしいと思う。


そして芸術といわれるようになってほしい。


気づいたら2月も半分にきてた。


転職してから3週間近く。


社内は動いている。まだまだ学ばせてもらってることがおおい。


そして、それ以上に業界が動いている。


モバイル業界のからくりが、すこしずつわかってきた今、


改めて、小さく動ける組織で機動力を確保し、


次々に新しいことを展開していける状態にしておくことが大切。



旧知の社外の人と打ち合わせしても、


「なんかやりたいねえー」


で、終わりにならないよう、先手先手でスキームを


考えていく必要がある。


少しずつではあるが、人々が有機的に結びつきはじめた。

それぞれが持っている思いや実力を少しずつ繋げて いくことができればいい。


人がひとりでできることには この仕事にも限界がある。


答えがあって正解のものを作っているわけではないので、


みんなで考えをだし合って、話し合って、前に進んでいくだけだ。


必ずいいものを作ってみせる。という意気込みだけは、ある。

入社して2週間がたった。


なにをしただろう?


。。明確にこれをした、というのはないかもしれない。


とにかく、Inputが多かった。


そして相対的にOutputが少ない。


むかし、就職活動しているころ、


コンサルティングファームの人の仕事上の


座右の銘を聞いたことがある。



「しんでもアウトプット」


来週は僕も単位時間内のアウトプットを意識して仕事をしよう。


ところで、統計資料から起こした問題点を指摘した資料を作った。


しかし、まだまだだ。なにができていないかというと、


①データ集計をだれでも簡単にできること。 

  →標準化された集計方法でみんなが時間をかけずにできること。


②だれにとっても問題点が明らかになってること。 

  →見やすいグラフと、わかりやすいロジックを。


③問題だけ提示するのではないこと。

  →解決へむけた 仮説と検証方法が提示されていること。



検討事項一覧を作った。まずは自分のタスク管理を。




IT業界に必須なものといえば、ノートパソコン。


打ち合わせは、みんなでノートパソコンをぱたぱたさせながら 進めていく。


もちろん議事録もパタパタさせながらとっていく。



ノートパソコンは、IBM X32を購入した。 ビジネスユースでは、圧倒的にIBM(Renovo)


製が多いのだが、 僕はIBMのX32を購入した。X40でも、指紋認証ができる最新


のX41でもない。 理由は一点、X32は、ノートブックが薄くなったX40,X41と比べて、


キータッチがやわらかいからだ。多少重くたっていい。キータッチが最重要事項。



ノートパソコンを購入して、24時間仕事ができる環境になってしまった。 家にいても、


会社にいても、場所を選ばず仕事ができる。 しかし、そう考えると、自分に甘くなって、


仕事を先送りするようになってきた。 (まあこれは、夜やればいいか、とか。)


もっと時間に対して、 シビアにいかないとね。



ところで、周りの人たちは、ノートパソコンにのぞきみフィルターをつけている。


打ち合わせのときに、大切なデータが見えないようにするという、 情報漏えいへの対策だ。


1万円くらいするフィルター。


視認角度が60度(左右30度)なので、隣の人からみられることない。


これは、ほんとに見えなくなる。 「つけないと、ナイショクできないでしょ」


と冗談で言われたが、 それはたぶん本音。間違いなくできる。


ケータイで遊んでても、仕事に見えるし。


ナイスな仕事である。


某音楽系会社と打ち合わせ。


なつかしい顔。


「ああー!」


なんていわれて。


こっちは事前に知ってたけど。



事前にM氏が段取りつけてくれたのだろう、お互い組む前提で話がすすむ。


お互いの利益、不利益をざっくばらんに言い合って、


あとはどうやったらお互いに折り合いをつけてハッピーになれるかだけ。


1時間のMTGで、サービスインの日もきまる。


スタートはたいした提携ではないけれど、


小さく動いて、効果をみて、順次大きくしていく。




ところで名刺ができてないので、今回ももらうだけだったが、


(名刺ができてませんで、申し訳ないです。という台詞にはうんざり)


MTGのあと、ノートをちぎって、


大きく名前とアドレス書いて渡した。



「名刺がいまできました。」



受けたので、満足。


雑誌の定期購読をすることに。


みんなの意見が反映されているリストがある。


しかし、僕には加えてほしい本がいくつかあった。


どちらかというと技術系の雑誌だ。



僕 「雑誌、追加してもいいですか?」


M氏「おお、もちろん。Aさんにいって」


僕 「いつまで大丈夫ですか?」


Aさん「3秒できめてください」


僕 「それは無理ですよ」


Bさん「じゃ5秒で」


僕 「せっかちですねえ」


そしたら、ふたりが口をそろえて


AさんとM氏、


「タイム イズ マネーですから。」



『タイム イズ マネー』 がおちになっている。


不思議な感覚だ。


結果、 3分で決めた。


週末、本屋でもれがないか、 こそっと確認した。


大丈夫そうだった。


もれてたらどうしたんだろう?



。。仕事しよ。



新しい仕事をはじめて一週間が過ぎた。


あっという間だったなあ。


振り返る時間もとれなかった。週末の少しの時間だけが、


後ろを振り返れる。



あらためて、一緒に仕事をしていく人たちの印象。


『とてもよくしてもらっている』


上司となるM氏が、社内で僕が働きやすい環境を事前に作ってくれたのだろう。



社内では、それぞれの分野の担当の人たちが、時間をとって、


時間をかけて、わかりやすくかつ詳細に、数値関連まで含めて共有してくれる。


いまの状況や、やりたくてもやれていないことも含めて。



新しい仕事の印象というか感想。


『いっぱいいっぱい』



それぞれの事業分野の数値関連が集まってくる。


事業内容、その数値まで、理解にまだまだ時間がかかってしまう。


業界用語もままならないし、勘所もいまはない。


深く聞いてもいいが、みんなの時間をいま以上とるわけにもいかない。



M氏はいう。「まだ一週間、とにかく全体を見て。」


入社前からの要求はかわっていない。


当面の目標は、数値関連をマージして、追うべき指標を 決める


もしくは新しく考えて、事業のプライオリティづけしていく。


ただしもう一週間。僕としてはそろそろアウトプットをだしたいところ。



入社前に聞かれていたこと。


「システムをやるか、システム以外をやるか」


M氏と僕との視点は同じで、 システム以外をやることで一致した。



たしかに、システムをやることになれば、 すぐにでも、


戦力になることはできるだろう。


いまもシステム関係はたぶん、人が足りていない。



ただ、この業界に身をおくとなると、 技術に特化する会社でなければ、


見識を狭めることになる。



どちらかといえば、強みとなるバックグランドをもった、


オールマイティーが求められる、 と思う。



業界のビジネスの成り立ち、新しいビジネスモデル、他社動向。


というのも大事な要素だ。



たとえば、新しいビジネスや技術に対しての他社のスタンスは、


人つながりじゃないとなかなか聞けない。そして、いま攻めるべき、


攻めないべきの指標になっていく。



とにかく人がトリガーで動いていく。 そこにはいっていかないと、


この業界で生き残るのはきびしい。



システムのキャッチアップであれば、 さいあく自力で可能だ。


って、思った矢先、業界独特のシステムの仕掛けというか、


ノウハウをひとつ聞いて、いきなり不安にかられた。


自力って無理でしょう? 本なんかにはとても載っていないよ。



とにかく、はやく勘所をつけるために、 数多く仕事をこなしていかないといけない。




新しい仕事の初日が終わった。ひさしぶりの仕事だったので、


体がなまっている。緊張はとくにないのだけど、気づかれかな。


でも充実感はある。心地よい疲れでよい感じだ。



今日は、既存のビジネス、新規のビジネスの説明を受けた。


とくに、新規では、モバイルの広告に関する説明を受けた。


概要はわかっているつもりだったけど、現場の人から改めて


現場の話を聞くと臨場感が伝わってくるものである。



考察。


はやく管理指標を揃えないと。早急に。拠り所と、追うべき数値の


土台となる指標が必要だ。広告代理店でもレップでない、


われわれがサービサーが管理指標をもたないと、


追うべきサービスが何かも、なかなか判断がくだせないはず。



明日からもがんばろう。







今日は、実にひさしぶりに、初対面の他会社へ、営業にいった。


とても小さい会社であるが、最近は新聞、ニュース等でメディア露出度が


高い、注目されているしっかりした会社。


打ち合わせの最後には、提携できないか模索する意見交換も、両者でさせてもらった。



そして、こちら側が早急に方針を打ち出し、手を打たなくてはいけないことが、


改めて浮き彫りになった。そういった意味で、とても有意義な会だった。


時間はやはり、ないのだ。