3年生最後の文化祭が終わった。


今日は1グループだけが、明和高校在校生徒、教職員のために演奏した。

ショパンのエチュードで始まりエルガー、バッハ、モーツァルト、メンデルスゾーンに続く完全クラシックプログラム。


作曲専攻生の作品が挟まることで音楽的に良いアクセントとなり、プログラム構成にも工夫が見られた。

作品は「流星群変奏曲」と名付けられたオシャレなヴァリエーションで、来場者の方々も在校生の作曲作品と知って驚いたのではないだろうか。


最後はリストの「ラ・カンパネッラ」と「ラデツキー行進曲」が連弾により演奏され、華やかに幕を下ろした。


ちなみにウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートをはじめ、多くのコンサートのアンコールに演奏されるラデッキー行進曲は、1848年にオーストリア帝国領であった北イタリアで起きた独立運動を鎮圧したヨーゼフ・ラデツキー将軍を讃えて書かれている。

(当然サクソフォンは編成されていないが、過去にプロオーケストラのコンサートアンコールで、僕は降り番だったのに吹奏楽編曲版の楽譜がバインダーに綴じられていて、アンコールも演奏させてもらったことがある。)


多くの在校生徒と先生方が来場して下さり、最終日の貴重な2時間の約半分を音楽科3年生の企画に使っていただいたことが嬉しい。


残念ながらホームルーム企画の賞には入らなかったが、全員本当に誇らしく思う。

解体される等身大(?)パネル。


余談だが、音楽科2年生の企画にて、ベートーヴェンの出身国をオーストリアと思わず答えてしまい不正解だった。


正解はドイツ。

生まれ育った町「ボン」はわかっていたが、この"ボン"ミスがなんとも悔しい。

ベートーヴェンの真似をしてくださいと言われた。


去り際に2年生から、「ベートーヴェンはドイツ3Bの1人ですよ」と背中に声をかけられた。