今日から名古屋音楽大学も新学期。


最近の大学は夏休みが短い。

僕の時代は7月末から9月はまるまる休みだった気がする。


まだ本番の疲れが抜けたとは言えないが、やはりレッスンは楽しい。

あっという間に時間が過ぎ、気づいたら大学を出なければならない21:00を過ぎていた。


大学生という時代はもしかしたら人生の中で最も楽観的かつ歓楽的な時期かもしれない。


中高生から突然行動範囲も目の当たりにする世界も広がり、見るもの経験するものどれもがキラキラと輝いているように感じる。


交友範囲も拡大し、毎日が楽しくてしょうがないと感じる学生も多いだろう。


しかしながら大学とは、社会に出るまでの執行猶予期間ではない。


各々がより専門的な知識を得て技術を磨き、社会において広く貢献できる準備、研究をする機関であり、そこに通わせてもらっているということを絶対に忘れてはならない。


どんな大学でもおそらく学生は「専攻(メジャー)」を持って学んでいく。

「専ら」という言葉に込められているように、「一途に」それを学び深めていくことに邁進せねばならない。


学内外における全ての経験は人生において有意義なことばかりとなるであろうが、優先順位を間違えるようなことがあってはならない。


人生の中で何かに一途に夢中になれた経験こそが、その後の人生に大きな影響を与えるように感じている。


いっときの感情で大切なものから目を逸らしたり逃げたりしてはならない。