名古屋音楽大学管楽コース木管春学期実技試験。


昨年度の秋学期は本務校の入試など慌ただしさと重なるため来れていないので、1年ぶりに聴く2年生と、初めて聴く1年生。


サクソフォン専攻生の大いなる飛躍も驚いたが、フルート、オーボエ、クラリネットの学生たちの成長に驚愕した。


昨年聴いた、まだよちよちとした学生はもうどこにもいなかった。


僕が学生の頃、雲井先生に最初に言われたこと。


「音大に入学した時は、サックスのやつらが一番うまいように見えるんだよ。小難しい曲を小器用に吹いたりしてさ。でも卒業する頃には、よちよちしてた人達がバッハやモーツァルトやブラームスと真剣に向き合い、それなりに彼らなりに理解して、中にはオーケストラで仕事まで始めているやつもいる。サックスのやつらは、今だに100mを何秒で走れるか、跳び箱何段まで飛べるか、もうフィールドから外れたところで村人たちと運動会やってるだけになってることがよくあるから。」


初めて音楽大学の実技試験を2年続けて聴き、このことを強烈に思い出した。


素晴らしい成長をしたサクソフォン専攻生たち、そして初めて試験を受けたサクソフォン専攻生たちへ。

他の楽器の友人を作り、常にそのマインドを観察すべし。


お昼に初めて大学の図書館に行ったら、名古屋では鶴舞図書館にしかないのではと思っていた本があった。