試験2日目。


3年生ピアノ専攻実技試験。


一応曲がりなりにも15年聴いてきている。


ピアニスティックなことは相変わらずかもしれないが、サックス吹きとして音楽を愛していろんな現場でいろんな音楽と関わってきたと思う。


ピアニストたちから見れば相変わらずのど素人かもしれないが、僕は僕なりにプライドを持ってこの仕事をしているし(プライドを持てるための僕なりの積み重ねも含め)、自分にしかない目線というのもあると思うし、自分だから気づいてあげられることもあるんじゃないかとも思っている。(尊大に聞こえたらすみません…)


他の先生たちから「素人が何を」と思われようと僕は自信を持って言うが、本当にみんな素晴らしいパフォーマンスで、感動し涙を流しそうになった演奏もあった。


もちろん僕は専任教員としてこれまでの2年間を見ることができているので、そのプロセスも含めて素晴らしいと自信を持って断言している。


もちろん心をフラットにして「今日の演奏」の採点に徹するが、その演奏を聴きこれまで積み重ねてきた気持ちから出る感想は別なのだ。

コンクール審査とは違う。


みんないろんな視点があって良いと思うし、なければいけないと思う。

割れない審査ばかりなら審査員は1人で良い。