何年か前から、スケールの練習には教会旋法を必ず入れるようにしている。


最初の方は考えながら辿々しく行っていたが、最近は終止音(長短音階における主音)を決めれば、そこから各旋法のキャラクターを感じながらスムーズに練習することができている気がする。


同時に様々な作品で用いられている旋法を自然に感じることができるようになっている気がしている。


理論はもちろん大切だが、自分で実践していくことで、本当の意味で理解できるようになる。


聴音という平均律の音を聴いて実音で書きとるという授業があるが(刺々しくすみません、苦手だったので)、普段からス3度、4度、5度などのインターバルを用いた音階練習をしていれば、自然と音程感覚が身についてくる。


もちろん新曲視唱などのソルフェージュのトレーニングにも繋がってくる。


僕はオクターブのインターバルまでは取り入れるようにしている。


スケールの練習だけで20分くらい使うが、曲の練習だけしているより断然効果的。


できたら低音のドローン(持続音)を鳴らしながら練習できたりすると倍音や差音を感じることができなお良い。