須川展也先生とのリハーサル。


須川先生の前に来ると、いつも中学生や高校生の頃のかあっとしたマインドに戻ってしまい、演奏以外の何事もスムーズにできなくなる気がする。


3時間、先生とピアニストの奥村さんだけのリハーサルからも、先生が常に何を大切に音楽を作られてきたかを強く感じることができる。


その後はお疲れの中、お世話になるヤマハやバルドンフィルステージの方々と今年開店したばかりという吹奏楽カフェバーへ。

そんなお店があったとは知らなかったので驚いた。


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店名がなんともオシャレ。


店内には吹奏楽コンクールのレコード(!)や、管楽器、打楽器がひしめき合っていた。


お客さんはもちろん吹奏楽愛好家たちで溢れ、昨日も某楽団の方々が吹奏楽談義で盛り上がられていてとても楽しそうだった。


大きなモニターには常に様々な楽団の演奏が流れていて、お店のマスターが気を利かせて下さったのかたまたまなのかわからないが、須川先生が指揮や演奏されるヤマハ吹奏楽団の映像や、名フィルウインドオーケストラの映像が出てきてまたこちらも盛り上がった。

(名フィルウインドでは僕も出演させていただき首席サクソフォンを務めていたため、内心はドキドキしながら聴いていたが…。)


これからの子供たちにどうやったらこんなに楽しい世界を知ってもらえるか、出会ってもらえるか。


世界のトッププレイヤーも、楽器店も、メーカーも、愛好家も、僕もみんな同じ想いを持っていて、そんな気持ちを共有しながらどんな工夫ができるか交感するような、建設的な会となった。


なんとなく非現実的な空間にいるようでフワフワとしている自分がいる気がしてその度に気を引き締め直している。