今日は母の命日。
2005年だったので、あれからもう18年。
自分の人生の明らかな節目の日。
26歳、大学院を出た年、明和高校音楽科で非常勤講師として務め始めた年だった。
あの時高校一年生だった女の子は今僕が最も信頼できるサクソフォン奏者となった。
僕は専任教員となり、結婚し、2人の子供に恵まれた。
18年といえば、1人の人間が生まれて成人までする。
そうか、今の高校3年生は2005年生まれということか。
あっという間の18年だったし、あの日のことは昨日のことのように思い出すことができるが、もしかしたらずいぶん長い時間が経ったのかもしれない。
しかし母の存在が自分の中で色褪せることはない。
今でも迷った時、母ならどう言うかを考えたりする。
それが心の中で生きているということなのかもしれない。