実は来月仙台でコンサートをする。


完全招待制のプライベートなコンサートで、共演はサクソフォンの平澤寛司さんとピアノの髙橋知子さん。


髙橋さんは明和高校音楽科の主任で長年の同僚だが、今回仙台への出張が重なり、わがままを言ってお願いした。


平澤さんは僕が小中学生の頃から、仙台では一種伝説的な人だった。


中学の時にはもう3オクターブの音階が吹けただの、高校のソロコンではボノーのカプリスを吹いて(当時仙台でこの曲を吹ける高校生は平澤さんだけだったと思う)一位になるだので、高校卒業後は当然のように東京の音大に進学していった。


僕はあまり直接関わったことはなかったのだが、数年前に若くして亡くなった小中学校の先輩で、僕がサクソフォンを始めるきっかけとなった晴山大作先輩に話だけはたくさん聞いていた。


平澤さんはその後音楽業界を離れていたが、数年前に時を超えて奇跡的に出会うことができた。

平澤さんにとっても晴山先輩はかわいい後輩で、先輩が亡くなったことに本当にショックを受けられたとのことだった。

そして演奏活動を再開されたのだ。


今回はそんな平澤さんと僕から、晴山先輩に送るコンサートとなる。

ご協力頂けるヤマハミュージックジャパンの方々やヤマハミュージックリテイリング仙台の方々には深謝しかない。