昨日のコンクールが終わり少し抜け殻感があるが、今日から学校では定期考査が始まり、早速担当する音楽史の試験が行われた。


今回は選択問題は一切作らず、全て記述式にした。


単語などを断片的に暗記するだけではなく、覚えたことをしっかり自分の言葉で言語化して欲しかったからだ。


こういう問題はもしかしたら採点が大変なのかもしれない。


しかし、採点を楽にするための問題作成なんて、教員としては本末転倒だと思っている。


本当に生徒のためになるのならば、採点の苦労など大したことではない。


働き方改革が叫ばれるなか、本当に大切なことを見落としていると感じることがある。


ただ教員の仕事量が飽和状態であることは事実かとも思うので、削りやすいものから削るのではなく、残すものの優先順位を考えながら、削りにくいものをどう削るかを思考しなくてはいけない。


どんな未来を見据えて、そこに向けてどんな人材を育てていきたいか、育てなければならないか、それが大切だ。


今だけ見て、今のマジョリティの中に生徒も自分も収めようとする教員は人材育成においては役には立てない。