段々とリベラルアーツの正体が分かってきた気がしている。


何か知りたいものに関して知っていくと、当然知らないことが出てきて、その知らないことも知っていくと、当然知らないことが出てくる。


知るための媒体は、ピンポイントの知識を与えるようなネット情報よりも、複合的な知が詰め込まれた本がやはり最適だろう。


何かを中心にしてそれを包みこんでいるものを複合的に知っていくことにより、その円は自分の中の他の円と接したり混ざったりしていく。


そこに終わりはない。


それが何より面白い。


知りたいことを知るためには、知らないことが多すぎるのだ。


そしてそれを楽しみとしながら、今の自分の中で知識から知恵へと磨き上げていき、より人生を豊かに楽しく送れるようにすること。


そして、音楽とは何か、本質的に自分の言葉で語れるようになること。


そう考えると、考え方次第で自分の周りにあるたくさんのことがリベラルアーツに繋がる。


そしてどんなジャンルについても、時間というテストをパスしてきた「古典」に触れることは、何より感性を磨いてくれる気がする。


というわけで、今日は合奏の授業で名画「ロシュフォールの恋人たち」を観ました。



僕の人生の名画「シェルブールの雨傘」の監督ジャック・ドゥミ、音楽ミシェル・ルグラン、主演カトリーヌ・ドヌーヴにより再び彩られた、シェルブールよりコミカルな名作です。