歴史というのは、写真の発明を境に、俄然現実感を帯びてくる。


明治以降が史実共に近代と感じるのは、写真の記録の多さなのではないだろうか。


しかし、実は江戸後期にはすでに写真の技術はあった。


「藩主とお姫様」という本には江戸末期の藩主やその家族の写真がたくさん掲載されていて、胸が熱くなる。




江戸に生きた男達の顔は厳つい。


それは女も例外ではない。


大河ドラマで宮崎あおいさんが演じた「篤姫」なんかを見ても、江戸を生き抜いた女の凄みのようなものを感じる。

第13代将軍徳川家定御台所、天璋院篤姫。