名古屋フィルハーモニー交響楽団のクリスマスコンサート終演。


名古屋市民会館、満席。


チャイコフスキー、エリントン編の「くるみ割り人形」は、最後アルトサクソフォンの長大なアドリブソロで幕を下ろす。


大役を務められたかはお客様にお任せするとして、僕自身はやり切ったと言わせて欲しい。


ラプソディ・イン・ブルーとアンダーソン作品では新旧教え子たち(と言ったら怒られそうだが)とステージを共にでき、幸せだった。


指揮者の原田慶太楼さんは、空気を作ったり読んだりする天才だと思った。

オケの中の一人一人の空気を読みながら、会場の空気を最高潮に高めていっている気がした。

リハーサルの時から、僕自身も読まれ、高められた実感がある。


角野隼斗さんの演奏は、熱狂的なスタンディングオベーションに包まれた喝采となったが、それも納得の、本当に素晴らしいパフォーマンスだった。


まさに新時代のスーパーソリストの姿を見た。



そして昔から僕はどんな帽子も似合わない。