かるクラ本番。


練習は前日1回、当日のゲネプロはいつも通さないスタイルなので、当然本番はスリリングになる。


しかしこれが井上さんの狙いでもあり、本番の集中力とスリルは、演奏を唯一無二のパフォーマンスへと昇華させる。


これは何十年もオーケストラの席を守って来られた方の感覚と勘の為せる技であろう。


いなべの方々は本当に喜んでくださり、コンサートは大成功と言っていいだろう。


今回のサクソフォンセクションはもう何年も共に本番を潜り抜けてきた河合佑里奈さんと川合諒さん、そして明和高校音楽科卒業生で東京藝大在学中の光井梨紗さんと初めて共演できたのは感慨深かった。


終演後は急いでヒム・クワイア・ラボの本番前最後のリハーサルへ。


ラボ第1期生としても最後の練習。

本番が楽しみになる音を聴かせてくれた。