午前はヒム・クワイアの合わせ、午後はやや遠くの学校に伺い、夜はヒム・クワイア・ラボの練習のため名古屋に慌ただしく戻ってきた。


ラボの練習はもうあと今日を入れても3回となった。


コンサートの宣伝のために今日は写真を撮ろうと思っていたが、結局時間ギリギリまで練習に追われ、練習を終えた時にはそんなこと頭から消え去っていて、今日も何も写真がない。


毎回帰路につきながら、あーまた忘れたと少し凹む。

SNSでの宣伝よりも、音楽を高めることのほうが大切とはわかっているが、お客さんが来ないと高まった音楽も勿体無いので、つまり皆様のお越しを心からお待ちしております。


このコンサートは、前半がアマチュア、後半がプロという風に感じられるし実際そうなのだが、僕の中ではそこにあまり境界線はない。


いろいろな道を歩み、様々な世界を広く知りながら、結果音楽家(プロ)にもなるという人種は今までもいたが、これからはそういう人が増えてくるような気がする。


音楽を専門で勉強していく道を選んだ人も、自分の専門だけではなく、多くのことを吸収しながら、自分の専門より磨いていかなければいけない。


音大卒業生の特権のように唱えられ、それ以外の「一般」の人々が簡単には立ち入れないと慢心すらできた「20世紀のプロ音楽家」の時代は終わった。