1年生の楽典の授業。
今日は非和声音の解説だったが、自分でもさほど意図しない方向に進み、盛り上がった。
もしも非和声音を性格化したら。
●経過音
和声音を繋ぐ、バランサー。
非和声音でありながら自己主張は控えめ、常に和声音を立てる。
●補助音(刺繍音)
経過音と近い性格を持つが、必ず同じ和声音に帰ってくる、忠実さを持つ。
●逸音
やんちゃ。和声音から急に飛び出て不協和にしつつ、ジャンプして次の和声音に移動する、子供のような無邪気さを持つ。
●先取音
まだだと言っているのに、フライングしてすぐに手を出して不協和を生んでしまう、せっかちな負けず嫌い。
●掛留音
優柔不断。和声音たちが次の和声に移動しているのに、うまく移動できず、結局その場に留まり強い不協和を生んでしまう。
●倚音
反骨精神が強く、他人の意見に最初から反対を唱えることができる意志の強さを持つ。でもちゃんと迎合する優しさも合わせ持つ。
●保続音
ひたすら我が道をいく。周りでどんなことが行われ、どんな変化があろうとも自分は流されることなくあくまでも自分の信じた道を突き進むことができる。
授業終わりに、「私は掛留音だな…」と寂しげに呟いた生徒がいた。
僕はどうだろう。
保続音のようにありたいとは思っている。